『トイ・ストーリー』『ファインディング・ニモ』『モンスターズ・インク』など、数々の傑作長編アニメーション映画を生みだしてきた、ピクサー・アニメーション・スタジオ。
ディズニー・ピクサー最新作『インサイド・ヘッド』が、7月18日(土)に日本公開されます。
実際に鑑賞したディズニーマニアのライターが、見どころを徹底紹介します!
2年ぶりのピクサー映画、主人公は “感情”
映画『インサイド・ヘッド』の舞台は11歳の少女ライリーの頭の中。
頭の中の司令部にいる、ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、カナシミ、5人の感情が彼女をつかさどる大切な役割を担っています。
ライリーを幸せにするため、ヨロコビを中心に彼女をコントロールしていく感情たち。
ある日、引っ越しにより不安定になったライリーの心は、感情たちにも大事件を起こし、ヨロコビとカナシミが司令部から放り出されてしまいます。
ヨロコビとカナシミは無事司令部に戻れるのか、そしてヨロコビがいない司令部でライリーの心は壊れてしまいそうに……
『モンスターズ・ユニバーシティ』以来2年ぶり、久しぶりのピクサー作品がついに公開されます。
ピクサー20年の歴史が生み出した新たな世界観
1995年『トイ・ストーリー』の公開から20年。
ピクサー長編アニメーション20年間の歴史は華やかなものでした。その中でも特に評価の高い『モンスターズ・インク』、『カールじいさんの空飛ぶ家』を生み出した監督ピート・ドクターが手掛けるのが『インサイド・ヘッド』。
新たな世界観で私たちを魅了するピクサー作品。
中でも本作は感情を主人公に、人の頭の中という世界を描いています。
描かれるのは5つの感情がいる頭の司令部だけではありません。
記憶、夢といった、頭の中で起こる様々な出来事が独自の世界観で示されていきます。
想像を凌ぐ壮大な頭の中の世界。文字ではなかなか説明できない複雑な世界ですが、これを鮮やかに説明していくオープニングも見どころです。
アニメーションならではのキャラクター
『インサイド・ヘッド』の主人公は5つの感情たち。
それぞれヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、カナシミというそのままの非常に分かりやすい性格を持っています。
人に限らず様々なキャラクターの感情を描いてきたピクサーらしい、本作のキャラクターも単純なようで誰にも親しみの持てる性格の表し方はさすが。
感情らしく、キャラクターたちの輪郭がふわっとしているところも、CG技術の進歩を感じさせます。