クリスマスプレゼントを通して教えられること

毎年、親としてはクリスマスプレゼントについてはある意味、悩みどころでもありますよね。そのクリスマスプレゼントを通して、教えられることもあると井上さんは話します。

井上「子どもにとってサンタさんからのプレゼントは、夢もあり、1年の中でも大きな楽しみですので、親から『サンタクロース』としてプレゼントをすることは良いことだと考えています。

しかし、毎年ただなんとなくもらえるものにならないよう、年齢や成長に合わせて、プレゼントをもらえるためにはどうすればいいのかを一緒に考えたり、もらえるような行いができていたかの振り返りをしたりすることが大切ではないかと思っています」

具体的には、どんな風に教えているのでしょうか?

井上「まず『世界中の子どもたちにプレゼントを運ぶサンタクロースは、どのくらい遠い場所から来るんだろうね?』『どうやって子どもたち、それぞれの欲しいものを知って、たくさんのプレゼントを集めているのかな?』ということを一緒に考えながら、サンタクロースの大変さや思いを想像させて、サンタさんの優しさがたくさん詰まったプレゼントだということを理解させます。

その上で、そのプレゼントを受け取るにふさわしいくらい、いい子でいられたか、お約束を守れていたかの振り返りを一緒にしています。

これにより、子ども自身はもちろん、親としても日常に見過ごしてしまっていた子どもの成長を改めて感じる良いきっかけにもなると考えています」

毎年くるクリスマスは、子どもに大切なことを教えられるチャンス。これらのことをヒントにして、今年もクリスマスを親子ともに大切な学びの機会にしたいですね。

【取材協力】井上まき(いのうえ まき)さん
株式会社AsMama(アズママ)共助推進兼マーケティングチーム
子どもの送迎や託児を顔見知り同士で頼り合うICTアプリ「子育てシェア」を運営。(登録料・利用料無料、1時間500円~の謝礼ルールで全国展開