やっと選挙を楽しめるようになったのは去年からです。一昨年までは、“楽しまなきゃ”って、心がけていただけで、本当に心から楽しめていたかといったら、そうじゃなかったんです。

去年の総選挙は、大島優子がいない初めての総選挙でしたよね。

優子が、とにかくあの人は“祭り女”なので(笑)、総選挙やイベント事、行事は何でも“楽しもう”っていう意識が強かったんです。

私も、その気持ちは持っていたから、優子が言っていたからというのではなく、 “どんなときでも、燃えて、楽しんで”って、佐江と優子は、必ず思ってきたんです。

だけど、選挙だけは別で。選挙に対してだけは、なかなか“お祭り”とは思えなかったんです。“楽しもう”って思ってたけど、私は“お祭り”という感覚には、なかなかなれなくて。

でも、去年初めて、優子が総選挙に出なくなったとき、思ったんです。

たぶん、何百人といるメンバーの中で、“優子ほど総選挙を、お祭りの感覚で楽しもうって、思っている人はいない”って。

それがあったから、私は順位やポジションで、優子を受け継ぐことはできないけど、気持ちは絶対受け継ぎたいと思ったんです。

だから、去年から“結果じゃなくて、とにかくこの空間と緊張感を楽しみたい”っていう気持ちが増してきて。だから今年も、すごくリラックスして臨めたんです。

バックナンバー