また、同調査によると、注目度が高まっているのは今年4月に新幹線が開業した北陸。富山県、石川県、福井県の北陸3県の都市は、住みやすさトップ20の中に10都市、トップ30の中に15都市と半数を占めているので、住みやすい地域といえそうです。
北陸地方の都市が上位に多い理由として、都市の生活基盤が一通り整備され充実していますが、反面、人口規模が大きくないことから、人口当たりでみた水準が高くなるという理由と、地域の特性として、共稼ぎ世帯比率が高く世帯収入が多いこと、3世代同居比率や持家比率が高く、子育てや女性の就業の面で恵まれた条件をもっていること、が挙げられ、全般に「安心度」や「住居水準充実度」は高い評価となっているとのことでした。
住みやすさランキングは毎年発表されていますが、1位は千葉県の印西市が4年間不動の1位。
やはり上位には、北陸の都市が複数ランクインしています。関東では印西市の他には10位に茨城県の守谷市がランクイン、近畿地方では草津市が14位となりました。
「住みやすさ」については、家族構成や年齢、ライフスタイルなどによっても変わってくるものだと思いますが、もし、引っ越すことがあり、その場所を選択できるのであれば、今回発表されたランキングを参考にしてみてはいかがでしょうか。
生活の基盤を置く場所は、自分たちの生活に合っているか=住みやすさを指標として選択していけるのが理想なのかもしれません。
※このランキングは、2015年6月22日現在の791都市(全国790市と東京区部全体)を対象とし、公的統計をもとに、それぞれの市が持つ“都市力”を、「安心度」、「利便度」、「快適度」、「富裕度」、「住居水準充実度」の5つの観点に分類し、採用15指標について、それぞれ平均値を50とする偏差値を算出、その単純平均を総合評価としてランキングしたもの。(東洋経済発表「住みよさランキング2015」トップ50)