やっぱり、中学生になってからかなあ。“先輩に敬語を使う”っていう環境が初めてできて、そういう機会が増えて変わりましたね。

中学の頃は、私の唯一の青春ですね。何か、甘酸っぱいことがあったわけではないけれど、中学はいろんなことがあったから。

“いじめ”や“登校拒否”も経験したし。部活動では、“先輩に嫌われちゃわないようにしなきゃ”っていう、“先輩、後輩”の精神的に疲れる関係も勉強したし(汗)。

でも、それが今の自分を作ってくれてると思うんです。

中学3年の冬に、AKB48のオーディションに合格しました。“ちゃんとその3年間をクリアしてから、この世界に入ってよかったな”って、本当に思います。

でも、最近48グループに入ってくる若いメンバーは、現役中学生だったり、部活動を経験していない子も多くて。“先輩、後輩”っていう、関係も経験せずに、この世界に入ってしまったのは、ちょっとかわいそうかな…、とも思います。

ーー“礼儀”は、とっても大切って、佐江ちゃんもよく言っていますよね。

本当に、そう思いますね!

ーーさあ、最後になりましたが、今回は“七夕の願い事”を中心にお話してきました。“願い事”が叶ったかどうか、また、今後の「ミラチャイ」連載でお話しを聞かせてくださいね。それでは、今回もありがとうございました。また次回よろしくお願いします!

はい! ありがとうございました!  もうすぐ7月7日、一年に一度、織り姫と彦星が逢える日ですね。今年の七夕は、星空が見えるといいな。皆さんの願い事が叶いますように! また、次回の「ミラチャイ」でお会いしましょう。谢谢大家!(皆さん、ありがとう!) 


【今回のまとめ】
◎中国入門ポイント
『西遊記』は、中国は明の時代の小説で、『水滸伝』、『三国志演義』、『紅楼夢』、『金瓶梅』と並ぶ、中国を代表する古典小説のひとつ。読み物としてだけでなく、中国で連続ドラマ化され、現在も変わらず、子どもから大人まで、非常に親しまれている物語です。

実在する人物“玄奘三蔵(三蔵法師)”が、仏教の教えや経典を求め、唐の都から天竺(インドの古い呼び名)へ旅をした実際の話をベースに、架空の登場人物たちを加え、『西遊記』という一大物語が誕生。著者は、呉承恩といわれています。

暴れ者ながら旅の道中、玄奘三蔵を守りぬく“孫悟空”、女性や食の誘惑にめっぽう弱い“猪八戒”、菩薩によって白馬にされた龍の“白龍馬”、もとは河に住む妖怪であった“沙悟浄”。この一行が道中次々と現れる妖怪を退治しながら、西へ西へと進みます。

実際に玄奘が唐の都から旅に出て、天竺で修行をし、再び都に戻るまでには、17年の月日が経過していました。その軌跡は玄奘によって『大唐西域記』に記されています。現在玄奘は、西安市郊外の小高い静かな丘の上に立つ、興教寺という寺に眠っています。

◎今回のフレーズ&単語
西游记【Xīyóujì】西遊記。中国・明の時代の小説。著者については諸説あるが、明末の文人・呉承恩(1500?〜82)といわれている

*本文中の赤字は、中国語です。
*)中国語の表記は、上海(大陸)で使われている簡体字を使用しています。また【 】内には、中国語の発音表記として漢語拼音(ピンイン)を記しています。

撮影:山田大輔 スタイリング:山本隆司  ヘア&メイク:間篠美歩(NICOLASHKA)

1990年8月13日生まれ。東京都出身。O型。AKB48のメンバーとして活躍。2016年4月1日に旧チームK特別記念公演でグループを卒業。『王家の紋章』、ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』、『TOKYO TRIBE』、ユーミン×帝劇vol.3『朝陽の中で微笑んで』、地球ゴージャス プロデュース公演 Vol.15『ZEROTOPIA』、『ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」Season2』などに出演。連載から生まれた書籍「これさえあれば。」が発売中。Official

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