いやはや、黒澤さんたらイケメンな上に気さくでいろいろと話してくださって…本当に素敵な方でした!素晴らしいお話も聴けたし、もうこれは取れ高十分!この日のステージ&インタビュー取材はこれまでっ!その後は駅近くのラーメン屋さん「優華」で、名物佐野ラーメンの優しい味わいを堪能。あっさりスープに優しい麺は、昨今のこってりブームとは正反対の方向性ですがウマイ!チャーシュー麺でも750円、普通のラーメンで550円というコストパフォーマンスのよさも魅力で、佐野を満喫してから一路東京へ。帰り道は全く乗り間違えることなく、ネットブックでインタビューの文字起こしをしたりしながら、スムーズに地元に帰りました。その日の夕飯は、宇都宮土産の餃子だったのは言うまでもありません…。他にもレモン牛乳クッキーやイチゴ牛乳をお土産にしたり、いやいや、栃木遠征楽しいっす!





さてさて、今回の研究の総括なのですが、まずは、遠征してアイドルライブを見る、っていうのはやっぱり楽しいな、ということですね(笑)。これまではPerfumeを見に仙台に、Aira Mitsukiを見に名古屋に、そして少女時代を見に韓国、中国、タイへ遠征したことのある鈴木ですが、実は最近、あまり遠征してアイドルライブを見に行っていなかったんですね(年末にLinQの取材で福岡に飛びましたが)。執筆のスケジュールもあり、どうしてもご当地アイドルが東京に来たときに取材、ということになりがちだったのです。ですが、自分の知らない土地に行ってみたり、さらにはそのグループの地元に行くっていうのはやっぱりいいものです。空気感みたいなものは、足を運ばないと感じられませんものね。そして、そういう旅行者を増やすのも、ご当地アイドルの一つの働きっていうところ、ありますよね。LinQのインタビューでもそんな話になりましたし。これからも、たまにでもいいので、遠征してアイドルを見て行きたいなぁ、と考えたりしました。

そして、「とちおとめ25」に関して言えば、今いるご当地アイドルの中で、最もNegiccoに近い、と言ったら語弊があるでしょうか…。しかしながら、Negiccoの持っている魅力と一脈通ずるな、と感じて見ていました。親しみやすい純朴さと同時に、訓練されたパフォーマンスが出来るというところは一つ、そしてどんなシチュエーションでも乗り切る度胸がある、というところも一つでしょう。キャリアはかなり違えど、地元の小さなイベントを大事にしているからこそ出てくる味わいなのかもしれません。アイドルブームの栄枯盛衰なんのその、じっくりと腰を据えて活動してほしいグループだと思いました。

さらには、プロデューサーの黒澤さんからお話をうかがえたのも大収穫でした。今回うかがった話の中でもかなり興味深かったのは、ご当地アイドルが、ある意味でクリエイターのイメージを自由に表現できる場になっている、という点でしょうか。もちろんアイドル本人は独立した人間ですので、プロデューサーのイメージそのままになるわけではないです。ですが、アイドルをどう盛り立てていくか、そしてクリエイターの色をどう出すか、バランスが問われるという意味でも、難しいながらもかなりやりがいのある仕事なのだな、と感じました。黒澤さん、ありがとうございました!

この「とちおとめ25」、メインは栃木県内の活動なのですが、3月中にまた上京の予定があるようです。これはぜひぜひ取材せねば!さらなる現場への出会いに思いを馳せ、今回の研究はここまでにしとうございます!