恋人間に起こる身体的・精神的暴力のことをデートDVといいます。
束縛や暴言など、明らかに辛いと感じているのに「付き合っているのだから、これが当たり前…」「嫌われたくないから、我慢しよう…」と感情を抑えこみ、無意識のうちに被害者になってしまうことも。
特に、恋愛経験が少ない女性や、自己肯定感が低い女性が被害者になりがちです。
彼の言動が以下の項目にあてはまれば、それは立派なデートDV!泣き寝入りせず、断る勇気を持つか、専門機関に相談するなどの対策をとりましょう。
デートDV:恋人間の身体的・精神的・経済的・性的暴力のこと
あてはまったら「デートDV」!要注意な彼の言動7つ
1.「バカ」「ブサイク」など、人前でさげすむ
「こいつはバカだから」「おまえは本当にブサイク」など、人前でひどい暴言を浴びせるのは、精神的デートDVです。女性がこんなふうに言われたら、とても傷つきますよね。
たとえそれが、冗談めかした言い方であっても、言われた本人が傷つくのなら冗談では済まないのです。彼には、真剣な顔で「冗談でもあんな言い方をされたら、すごく傷つく。もう二度と言わないで」と伝えるべきでしょう。
2.気にいらないことがあると、無視をする
不機嫌になると、無視。しかも不機嫌になった理由を言わず、嫌な態度をとり続ける。これも、精神的デートDVです。
無視は、コミュニケーションの遮断です。無視されている女性は「どうしたの?私、何か怒らせるようなことした?」と問い続けなければならず、とても苦痛。結果、根負けして「ごめんなさい。何かしたなら謝る」と、自分から謝罪してしまう女性もいます。
こうなると、彼は余計に図に乗ってしまい、気に入らないことがあるたび無視をするという悪循環に陥ります。
「無視されたままでは、訳がわからないから、話がしたい。話をする気になったら、連絡して」と伝え、あとは放っておくぐらいでいいでしょう。
3.怒ると大きな物音を立てるなど、怖がらせる
大きな音を立てる、物を投げるなどして恐怖心を煽るのは、精神的デートDVです。
恐怖心は、人の心を支配します。誘拐された人質が、極限的な恐怖心から犯人との精神的なつながりを持ち、従順な態度をとってしまうことをストックホルム症候群といいます。恐怖心のあまり、彼の言うことを聞いてしまうのは、これに近いかもしれません。
大事なのは、動じないこと。毅然とした態度で「物にあたるのはやめて」と、静かに言えばいいでしょう。
4.自分との予定を優先しないと、不機嫌になる
何ごとおいても、彼との時間が最優先。仕事や友人との予定を制限するのは、経済的・精神的デートDVです。
「なぜ、そっちに行くんだ。俺のことが好きじゃないのか。」などと、不満をぶつけてくる彼。こういうタイプは、”愛情=一緒に過ごす時間”という間違った思いこみがあります。
また「○○とは会うな」と、付き合う友人や仕事仲間を制限するのも、デートDVです。理不尽な要求に応じる理由はありません。束縛のひどい彼との付き合いを、考えなおしたほうがいいでしょう。