「自分でやってみる」ことを楽しめる
後半では、岩谷さんをはじめスタッフたちのサポートを受けながら、実際にパラシュートを作成。積極的に質問する子、まずは自分が納得するまで取り組んでみる子など、それぞれに合った方法で楽しそうに作っていました。親御さんたちも、一緒に作ったり、手は出さず励ましの声をかけたりと、各家庭の教育方針にあう形で、子どもたちを見守っていました。
完成したパラシュートを外で飛ばす段階になると、無事に成功した子どもたちはパラシュートの落下点まで笑顔で駆けていきました。残念ながらうまくいかなかった子も、どうすればいいのか改良しはじめるなど、失敗しても実りのある学びになったようです。
子ども同士のコミュニケーションも学びに
子どもたちに感想を聞いてみると、「自分で作るのが楽しくて、うまくできたのが嬉しかった」「宇宙ってそんなに遠いところではないんだと知って、興味を持った」とイベントを満喫できた様子。
また、学年が違う子同士も仲良く交流できたようで、「おにいさんに教えてもらって楽しかった」「友だちができた」とコミュニケーションについて感想を述べる子も多くいました。なかには、「今、2号機を作ってる。今度はパラシュートの落下速度を早めてみる」と話す研究熱心な子も。こうやって遊びつつ学んだ経験によって、将来の道が切り開かれていくのかもしれませんね。
「未来こどもがっこう」では、2016年3月末までに、幼児~高校生を対象とした30以上ものカリキュラムを実施予定。
難易度によって対象年齢が分かれているので、「うちの子、ついていけるかな?」という心配もありません。夏休みには、「宇宙」をテーマに、オリジナルプラネタリウムや「星空スコープ」を作るワークショプ、専門家によるトークなど数々の特別カリキュラムを実施。
9月27日には、柏の葉キャンパスで学ぶ留学生とコミュニケーションしながら、それぞれの国の紙飛行機を一緒につくるというイベントも。学校では出会えない人と交流できるのも、「未来こどもがっこう」の魅力と言えそうです。柏市在住でなくとも参加できるので、ぜひチェックしてみてくださいね。