家族の予定より、友達と遊ぶ方を優先させるようになった
週末に家族揃ってお買い物をする家庭は多いですが、いつも喜んでついてきた子どもが、「〇〇君と遊ぶ約束してるから」と、家族よりも友達を優先させるようになると、何だか寂しくなるもの。
しかしこれも成長の証であり親離れサインの1つのようですから、子ども同士の遊びもそっと見守りたいですね。
親離れサインを出した子どもへの上手な接し方
親離れサインを出し始めた子どもに寂しさを感じ、その寂しさをどこへ向ければ良いのか悩むママは多いと言いますが、母親としてどういう立ち位置で、子どもにどう接したら良いのでしょうか。
早速スクールカウンセラーに聞いてみました。
まだまだ甘えが出る時期!甘えはしっかり受け入れて!
「親がいなくても大丈夫」なんて態度を出しながらも、まだまだ親には依存しており、親に甘えたいという気持ちは十分に持っています。
甘え方には個人差がありますが、甘えられたらスキンシップを心掛け、子どもの話をよく聞いてあげるよう努めることが重要です。
「今日は学校で何があったの?」子どもの行動に興味を持つ
子どもの行動に興味がない親はいないかもしれませんが、今日1日のことを何気なく質問して聞き出す行動が、子どもにとっては「自分は親から関心を持たれている」という安心感につながります。
この安心感があってこそ、子どもは自立に向かい羽ばたけるというものですから、1日に1回は興味を持って子どもの行動についての質問を投げかけるようにしましょう。
「そうだね、分かるよ~」子どもの言い分を認めてあげる
学校で友達と喧嘩をして帰ってきた時、一方的にどちらが悪いと決めつける親もいますが、「そうだね、言っていることは分かるよ」と、子どもの言うことをきちんと聞いてあげることは重要です。
自立し始める頃は、喧嘩も大きな役割を持っており、反発しあったり、相手を受け入れたりしながら、人間関係を築いていきます。
どんな時も親だけは自分を認めてくれる、分かってくれるという安心の基盤を築いてあげるためにも、まずは子どもの言い分は認めてあげるようにしましょう。
出来そうなことはやらせてみる!そしてそっと見守る
親離れサインを出す子どもには、どんどん1人で出来そうなことをやらせてあげるべきですが、親としてはまだまだ子どもは未熟で心配事が多いもの。重要なのは、とりあえずやらせてみて、そっと見守る姿勢です。
例えば、習い事が終わったらお迎えには行かず、自分で帰宅させてみる場合、最初の数回は隠れながら子どもの後を付け、危なくないか見守る。出来たら大いに褒めてあげ、子どもの自信へとつなげる、これがベストです。
子どもが自立し始める頃は、小さな自信の積み重ねが成長に大きく影響するとスクールカウンセラーも言います。
まとめ
ママにとっては寂しさを感じる子どもの親離れですが、大切なことは子どもの自立の妨げにならないよう、気にしながらもそっと見守ることです。
子どもの力を信じ、やりたいと言うことは思い切ってやらせ、甘えたくなった時や困った時はいつでも受け止める姿勢を忘れず、子どもと接していきたいですね。
自立に向け頑張る子ども達と、それを支えようと頑張るママ達を応援しております。