3.「これが運命なんだ」

別れのときによく使われる言葉です。

「運命の出会い」というように「運命」にはプラスイメージがあります。「運命ならしかたない」と思ってしまいますよね。この言葉を言って去ると、恨まれずキレイなまま恋を終わらせられるのです。

確かにケンカ別れでも雲隠れでも、あなたのもとから逃亡でも、この言葉なら許されてしまいそうですね。

4.「信じてほしい」

女性は「信じる」という言葉が大好き。「神様を信じる」というように、ロマンチックさを感じます。しかし男女間で「信じてほしい」と使う場合、これほどズルい言葉はないと思っています。何の根拠もなく信じることができるのは、恋愛感情があるからです。

「信じるより見きわめよ」の考えのほうが正しい判断ができるでしょう。

男女の関係はいつもお互いが真実を言うと限りません。飾ったり、隠すこともあります。彼の言葉だけをうのみにしないで、ものごとを客観的に多面的に見ましょう。何も見ずに信じているのは危険です。


いかがでしたか?ロマンチックな言葉にも意味があったのです。

「そうか。私を真実から目をそらさせようとしてたんだ」と、くれぐれも「そんなこと言って、真剣に付き合う気ないんでしょ」などと言わないように。「そうだよ」と彼は絶対言わないですし、それではすべてが終わってしまいます。

思ったことをすぐに、男性に直接言ってしまうのはよくありません。

「この言葉でどうあなたを動かそうとしているか」を考えることのほうが恋愛にとっては重要です。彼の分析も大切なのです。

たえなかすず:歌人。短歌を詠むことが好き。ブラブラとOL時代を送ったあと結婚し、二人の娘の母になった恋愛コラムニスト。他恋愛サイトでも連載中。昭和マニアなのでいつも昔に思いをはせています。恋愛の話と面白いネタに食いつきます。趣味は映画観賞とマラソン。