モラルハラスメントとは、言葉や行動で相手の心を酷く傷つけること。夫婦間のモラハラといえば、夫から妻へのもの、というイメージがありますが、実はモラハラ妻に悩む夫が増えています。

妻への不満がたまりにたまり、ある日突然、離婚をつきつけられた!なんてことにならないよう、旦那さまへの日頃の言動を振り返ってみましょう。

1.「稼ぎが悪い」など、収入への嫌味を言う

「稼ぎが悪い」「給料が安い」など、収入が少ないことを非難し嫌味を言うのはモラハラです。夫の収入がどれくらいであるか、わかった上で結婚するケースがほとんではないでしょうか。

会社勤めの場合、本人の努力で大幅に収入アップさせるのは難しいものです。夫としては、どうにもならないことを非難されるのはしんどいでしょう。

夫婦は共同生活のパートナー。補い合う努力をしてみてください。

2.「パパは駄目な人」など、子どもに悪口を吹き込む

子どもに対し「パパは駄目な人」「パパのお給料は少ない」など、ひどい悪口を吹き込むのはNGです。

子どもは純粋なので、ママに言われたことをそのま信じてしまいます。その結果、父親に対する尊敬の気持ちが無くなり、ひどいときは母親と同じ目線で父親を蔑むようになってしまいます。

例えそこまででなくとも、子どもは親の悪口を言われると心が痛むもの。パパが大好きな子であれば、同じように大好きなママに、パパの悪口を言われるのはとても辛いでしょう。子どもを傷つけないためにも、言葉を慎んでください。

3.「汚い」「くさい」「いないほうがいい」などの暴言

「汚いわね」「くさいんだよ」「あなたなんか、家にいないほうがいい」など、夫に対するひどい暴言を日常的に繰り返すのは、モラハラです。

においなどは、妻だからこそつい、本音を口にしてしまいがちですが、例え家族でも、こうした言葉は堪えるもの。やんわりと伝えるようにしましょう。

また「いないほうがいい」というのは、存在そのものを否定されるような言葉です。こうしたことを日常的に言われると、夫は本気で参ってしまいます。いつか本当に、帰ってこなくなるかもしれません。

4.夫の両親や親せきへの悪口

「お義母さんに似て、ケチね」「あなたの汚い食べ方、お義父さんそっくり」このような、夫の両親・親せきなど身内に対するひどい悪口。これもモラハラに値するでしょう。

逆の立場で自分の見内を悪く言われてしまうことを考えれば、夫がどんな気持ちになるか想像がつくでしょう。誰しも身内を悪く言われると、傷つきますね。例え夫婦でも、言ってはいけないことです。

もし、夫が自ら「うちの母親は~・・・」と悪く言っていたとしても、そこに同調するのもNGです。「そうなのね」と聞き流す程度にしておきましょう。