「キレイになりたい!」女子の永遠のテーマですね。流行のダイエットにエステ、プチ整形にモテ顏メイク……キレイにまつわる情報が溢れています。
でも筆者は「美しさって、見た目だけの問題ではないな……」なんて、銀座のクラブでホステスをする、キレイなお姉さんたちを見て思ったのです。銀座のホステスさんの中には、おっぱいは豊胸手術、エラの骨を削って、あごと鼻には人工軟骨を入れている……という、全身がサイボーグのような女性がいます。彼女たちは、確かに見た目は美しいのですが、薄っぺらに見える瞬間があるのです。
見た目の美しさ“だけ”ではなく、“生き方”や“話し方””心の持ち方”など、見た目以外の美しさを意識することで、滲み出る美しさを手にすることができるはず……。それには、本を読むのがいちばん早い!
ということで、今回は、「キレイになりたいなぁ」「美しくなりたい」という女子の参考になる本を3冊をご紹介します。高価なエステに何ヶ月も通うより、簡単に美しさを手にできちゃいます。
いい女の振る舞いに学ぶ
安井かずみ『たとえば好き たとえば嫌い 安井かずみアンソロジー』
1960年代から、作詞家として若くから活躍していた安井かずみ。彼女の優雅なライフスタイルに憧れた女性は多くいたとか。独自の美的感覚を持っていた彼女の書き残した、「いい女の振る舞い方」を参考にしてみましょう。
「椅子に腰かけて、何げなく足を組む場合も膝の交叉のし方、すねの斜角方向、足先の位置等を、すっと形よく振る舞います。私はよい気取りだと思うのです」
「いい女と云われる人たちは、他に気どられない程度に、上手に自他を意識しています」『たとえば好き たとえば嫌い 安井かずみアンソロジー』
アラサーを越えると、他人の目を気にしない、だらしない女でいることは許されないのではないか…と、アラサー女の筆者は身を以て感じます。自他を意識するということは、大人の女性としての責任なのかもしれません。
足を組むという、ただそれだけの動作でも、他者を意識し、気取って“振る舞う”ことで、美しさに磨きがかかるのではないでしょうか。日常の何気ない動きを、ひとつひとつ、見られていると意識してみると、自然と美しく動けるような気がします。