同じものを繰り返すことで英語の獲得が早くなる

かけ流しのCDですが、繰り返しのフレーズが多い歌や似たような文の繰り返しがある絵本のCDを使うのがおすすめだそうです。

実は、これは、子どもが言葉を身につけていく過程を知ると納得できます。林さんから、わかりやすいエピソードを教えていただきました。

「晴れや雨の概念がない子どもに、 晴れた日は毎日”今日は晴れだね”と言います。 ある雨の日に、”今日は雨だね”と言うと、それを聞いた子どもは、空から雨が降ってくる天気のことを雨と認識し、太陽が出ている天気を晴れと認識することができます。 これは、2つのセンテンスの違いが雨と晴れだからです。」

子どもは、こうやって言葉を身につけていくんですね。これは、日本語でも英語でも同じではないでしょうか。繰り返しが含まれている音源を耳にすることで、英語の獲得も早くなるのですね。

いかがでしたか?

最後に林さんから、「かけ流しはお勉強ではなく、あくまでもBGMのため、付けっ放しのテレビと同じ感覚でいいですよ。」とアドバイスをいただきました。

1日15分でもいいので、毎日続けることで、英語の音を脳が必要だと認識してくれます。ぜひ、試してみてくださいね。

<取材協力>
林智代乃:英語が苦手ママできるバイリンガルの育て方講師

幼稚園教諭・児童英語講師・海外現地幼稚園での研修を活かし、バイリンガル子育てを実践する1児のママ。日本語メインの生活の中、自身の子を1歳半には言いたい事を独力で日英どちらでも文章立てて言えるバイリンガルに。その方法をママたちに伝えるセミナー等をしている。
日々、ブログ「英語が苦手ママも英語絵本と歌でできる!バイリンガルの育て方」にて情報を配信中。

 専業主婦からママライターに転身。ママ向けメディアを中心に執筆。得意ジャンルは、バイリンガル子育て、育児、旅行など。2010年長女を出産。長女は、着々とバイリンガルに成長中。趣味は、旅行、クレイセラピー、スイーツデコ、ポーセラーツなど。