「乗りたい車は俺が選んで当然」
「車が好きだけど、欲しい車種は高くて新車では手が出ない夫。
二人目が産まれてから一台を軽自動車に替えて節約していたら、ある日『今度の車は中古でいいか』と勝手に決め、ネットで欲しい車の10年落ちみたいな一台を探し出してきて『これにする』と言われてびっくり。
同じような古い車に乗っていて、燃費が悪いからガソリン代はかさむし車検代も部品の交換が多くて毎回高いし、それでも新車と同じ税金を払っていると愚痴をこぼす友人の話を知っていたので、『絶対に嫌』と言ったら不機嫌になり『乗りたい車は俺が選ぶのが当然だろ』と。
車にかかる費用は私のお給料からもだいぶ出しているのに、一方的な言い方に腹が立って『まともな中古車も買えないのかって周りから思われて恥ずかしくないの?』と言ったら大喧嘩に。
それ以来、夫とは冷戦状態。こんな自己中心的な人とはもう離婚してもいいかなと思っています」(40歳/サービス)
「俺が選ぶのが当然」って、妻の意見を無視することを当たり前とするところに“ダメな夫”を感じざるをえないこちらのケース。
自分の収入から車にかかるお金もすべて出しているなら文句も言わないけれど、妻の収入をあてにしているのが「図々しい」と思われても仕方ないですよね。
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好きで仮面夫婦になる妻はいないと思いますが、それでも夫へのストレスは耐えがたく、気がつけば関心を捨てることで平常心を保っている場合が少なくありません。
単純な夫婦喧嘩であれば仲直りも考えられるけど、仮面夫婦になってしまうのはズバリ「夫の人間性を受け入れられない」から。
尊重されない自分を知るのはつらいものであることを、いつか夫も知るときがくるのでしょうか。