忙しい忙しいと毎晩帰りが遅く、家事や育児は全て妻任せ。少しは手伝って欲しいのに全く見向きもしない夫にイライラする妻は少なくありません。
ワンオペ育児が社会的にも問題視されていますが、その標的となっているのは「夫」だけでしょうか。育児の協力者は夫だけでなく「親」でも良いのです。
孫の面倒も見られるし、快く引き受けてくれそうと、親なら期待できそうですが、その期待を裏切るかのように、最近では親の協力も得られずに苦しんでいるママが増えているのだとか。
そこで今回は、なぜ親は子育てを手伝ってくれないのか、手伝ってもらうためにはどうしたらよいのかについてお伝えします。
孫疲れ?なぜ親たちは育児を手伝わないのか
孫は可愛いはずなのに、なぜ親は孫の面倒を見ようとしないのか。そこに疑問を抱くママは多いですね。
これまで自分のことを犠牲にしながら子育てをしてくれた親だからこそ、これからも子供のことは一番、孫のこととなれば無条件に手伝ってくれるだろうと考えがちですが、親にも色々な考えや思いがあります。
孫は子供より可愛いと言いますが、ではなぜ親は子育てを手伝おうとしないのか、そこには複雑な理由があるようです。
現役の頃のように体が動かない
自分が結婚・出産という年月を経て歳をとっていくのと同じように親も歳をとっていきます。分かっているはずですが、なぜか子育てについてだけは親も自分と同じことができると錯覚しがちです。
しかし50代後半から60代になると、若い頃は当たり前のようにできていたことが出来なくなり、動き回る孫の面倒がキツくなります。
なかなか気づきにくいですが、体力的な問題は親にとっては切実な問題のようです。
これからは自分の時間!時間が奪われることへの抵抗感
現役時代は子供のために自分の時間を削り我慢をしてきた親。子供が独立し、これからは自分の時間が持てるとホッとしたのも束の間、次は孫育てという現実にストレスを抱く親世代は少なくありません。
それでも子供や孫のため「孫が小さい頃だけ」と思い協力しようとするものの、小学校へ上がるまでは保育園の送迎や、夕方から夜までの預かり、小学校へ上がれば習い事の送迎や夏休み冬休みの預かりなど、休む暇もありません。
親も体が動く元気なうちに自分の好きなことをしたい、自分の人生を謳歌したいと思っています。そんな貴重な時間が奪われることに抵抗感を抱いているのです。
子育てに対する考え方が親子で違いすぎる?注文が多い!
親は子供に対し子供の将来のため厳しい目線を持って育てるものですが、祖父母は孫に対しそのような目線を持つことは少なく、甘くなる傾向にあります。
おやつ1つにしても祖父母は孫の好きなものを好きなだけあげ満足させたいと思うものですが、親は糖分が多いおやつは極力控えてもらいたいと思うもの。
それだけならまだ良いですが、「勉強を見てほしい」「〇〇をやらせて欲しい」など、預かるだけでも大変なのに、さまざまな注文が多いと親は苦痛に感じるようです。