子どもが病気になってしまい、どちらかが看病しなければならなくなったとき。
共働きの家庭の場合、まず話し合わないといけないのに、なぜか当然のように「妻がするべき」で自分は仕事を優先する夫に思わずイライラする妻もいるかもしれません。
一番考えるべきなのは子供のことです。ストレスなく看病を分担するために、「俺は仕事に行って当たり前」とする夫には「妻も同じ立場」であることを理解してもらいましょう。
どんなひとことが効くのか、ご紹介します。
「私もあなたと同じように仕事に責任がある」
妻が短時間のパートであれフルタイムの勤務であれ、仕事をしている社会人という立場は夫と変わりません。
夫が看病をしない言い訳には、「俺のほうが忙しいんだから」「子どもの病気が理由なんて言い出しにくい」「有給を取ったら白い目で見られるんだぞ」など、会社の中で自分の評判が下がることを恐れることが多々あります。
ですが、それは妻だって同じ。急に休めば職場に負担をかけることはわかっています。
収入の違いに関係なく、仕事における責任は同じです。「お前はパートだろ(だから休みやすいだろ)」と言われたら、「私にもあなたと同じように責任がある」ときっぱり伝えることが肝心です。
迷惑をかけたくないのは同じだから、交代で休みを取ることで片方だけの負担を避けるのが当然。「仕事をしているのはあなただけじゃない」ことを、改めて気づいてもらいましょう。
「あなたもこの子の親」
また、夫が看病を避ける理由に「母親のほうが看病がしやすい」「俺ひとりだとちゃんとできるか不安」など、子どもの病気から逃げたい気持ちがあります。
「俺よりお前のほうが看病できるだろ」と言われたら、「あなたもこの子の親なんだから、病気のときもちゃんと向き合ってほしい」と伝えましょう。
食事のことや具合が悪くなったときに向かう病院などは、説明すればわかることです。できないからと妻に丸投げするのではなく、看病に必要なことをしっかり話し合っておけば、いつでもふたりで対応することができます。
病気になって一番つらいのは子どもです。誰よりも心細い子どものために、ふたりが協力しあうのは当たり前のこと。「自分もこの子の親」という自覚を、夫に持ってもらいましょう。