老後資金が減る恐怖!孫預かりはお金が掛かる

送迎に伴うガソリン代や、おやつ代、おもちゃ代など、1回1回は少額でも、塵も積もれば山となるではありませんが、孫預かりにはお金が掛かるため苦痛に感じている親は少なくありません。

掛かったお金を子供に請求したくても、そこはなかなか出来ないもの。自分たちの老後資金がどんどん吸い取られていく現実に、孫は可愛いく一緒にいたいと思う反面、複雑な心境のようです。

孫を預かるのは当たり前!?感謝の気持ちがない

現代の子育て世代は共働きが当たり前となりつつあり、この大変な状況を親が手伝わないなんてあり得ないと言わんばかりに、親が孫の面倒を見るのは当たり前という態度で接する子供にストレスを感じる親は多いと言います。

多少のことなら目をつぶれても、「感謝の気持ちがない」子供の態度が、親達の全ての不満につながっていると言っても過言ではないでしょう。親しき仲にも礼儀ありですね。

親に気持ちよく手伝ってもらうための心構え

「親が子供の面倒を見るのは当たり前ですが、祖父母が孫の面倒を見るのは当たり前ではない」そんな気持ちを皆が持っていればトラブルは発生しません。

しかし子育て世代も多忙なため、そんなことも言っていられず、親を頼らざるを得ないのが現実でしょう。

ではどうしたら、気持ちよく親に手伝ってもらうことができるのか。そのポイントとなるのが「事前の話し合い」です。

  • いつなら協力できるのか
  • どこまでなら協力できるのか
  • お金のこともきっちりと決めておく
  • 親子だからといって「これくらいはいいだろう」と思わない
  • 親(祖父母)としてあるべき姿という考えを捨てる

このようなことを事前にきちんと話し合っておき、お互いがルールを守るよう心掛ければ、気持ちよく親にも手伝ってもらえる可能性は高まります。

そして何より、思い切って「孫育ての主導権を祖父母に」という考えにシフトすれば祖父母も楽しめ、そこにやりがいや生きがいを見いだせるかもしれません。

どうしてもここだけはお願いしたいということも必要最小限にとどめ、お互いのプライベートも尊重するという気持ちでいれば、きっと良い関係性の中、手伝ってくれるようになるでしょう。

頼む側、頼まれる側双方の腹を割った話し合い、そしてお互いの意識改革が、子育てをお互いに協力してやっていく上では欠かせません。

親と祖父母が良い関係でいることは、子供の心身の成長にも大きく影響することを肝に銘じ、協力して子育てをしていきたいですね。

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。