「こんなやり方はどう思う?」とふたりで考える
家事にせよ育児にせよ、ふたりが協力できるようになると、それぞれのやり方がぶつかるときもあります。
- 「洗濯機は夜のうちに回して室内に干せばいいだろう」
- 「それだと部屋干しの匂いがつくし、早起きして朝に干すほうが陽に当てられる」
など、意見が対立すると家事そのものが嫌になりますよね。
気持ちが食い違うときは、自分のほうが正しいと主張するのではなく
- 「それなら、私が朝の洗濯を引き受けるから、あなたは夕方に取り込んでくれるのはどう?」
など、ふたりが納得できるやり方を提案するのがベターです。
夫がその方法をよしとする理由を聞くことが大切で、「朝は時間がないから洗濯でバタバタしたくない」のなら妻がそれをやることにして、夫にはその後のことをお願いすれば、夫も納得しやすくなります。
夫の意見を頭ごなしに否定したり、「私のやり方が気に入らないのね」と問題の論点をすり替えて責めたりするのは、夫が話し合う気をなくしてしまうのでやめましょう。
意見がぶつかったときは、「こんなやり方はどう思う?」と「あなたの気持ちを尊重する」姿勢を見せることで、夫もより家事や育児に関心を向けるようになります。
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夫を見ていると、「何でこんなこともわからないの?」と呆れてしまうこともあるかもしれません。
ですが、やってほしいことはあくまで対等な位置でお願いすることが重要です。
「こうしてよ」と強制するような言い方で夫の心にストレスをかけるより、「こうしてくれたら嬉しいな」と行動を受け止める気持ちを伝えれば、夫はより自信を持って手を伸ばせるようになります。
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