今年も大盛況!IFFJ2015ショートレポ&公開作紹介
オープニングイベント&両監督ティーチイン
ここで、IFFJ2015の様子も軽くレポートしていきましょう。まず初日はオープニングイベント。カタリヤー監督と、去年の記事でもお話をお聞きしたIFFJ主催のスレシュ・ターティさん、そして音楽ライターのサラーム海上さんが壇上に登場。IFFJ公開作の予告編を見ながら全作品の紹介がありました。
また、「復讐の町」公開後にはラーガヴァン監督が、「ヨイショ!君と走る日」公開後にはカタリヤー監督がそれぞれ登場。ティーチインで会場からの質問に答えました。
「復讐の町」についてのやり取りの中で印象に残ったのは、キャスティングについて。主人公は決まっていなかったものの、強盗犯は脚本執筆中からイメージしていたそう。
きっと「めぐり逢わせのお弁当」「女神は二度微笑む」にも出演したナワーズッディーン・シッディーキーさんのことでは…。すごい印象に残る俳優さんなんです。個人的にはインド版スティーブ・ブシェミというイメージ。
短い時間ながらも、ラーガヴァン監督がフロアからの質問に真摯に答えてくださる姿は印象的。なんだか映画学校の小講義という雰囲気すらありました。
「ヨイショ!」について印象に残ったのは、時代設定が90年代だった理由。カセットテープを使った映画にしたかったとのことなんですが、個人的にはカセットテープが印象的に使われた「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を思い出しました。カセットテープだからこそ表現できる味わいってありますよね。
典型的なボリウッド映画ではないので資金集めに苦労したことエピソードや、当時は素人だった主演女優のブーミさんについてのエピソード、さらにカタリヤー監督による客席撮影もあったりして、こちらはアットホームなティーチインでした。