――飛田さんにとって、インド映画の魅力とはどんなものでしょう?
飛田「愛情表現がとてもシンプルでストレートなところでしょうか…。心をぐっと鷲掴みにされてキュン!ときちゃいます。
そしてやっぱり歌とダンス。インド映画は歌やダンスでストーリーが進む事が多いのですが、セリフで聞くよりももっと深く心に響きます。もう体全体で受け止める感じです。ドキドキワクワクします。家族の絆をとても大切にすることも魅力の1つです。
あとは、民族衣装がすごくステキで、女性の憧れですよね。インド独特のお祭りや文化・慣習なども垣間見れてとても興味深いです。あげだすときりがないですね(笑)
――インド映画の魅力の一つに、俳優陣の豪華さもありますよね。しかもその豪華な俳優陣が実生活でも付き合ったり別れたりしているという(笑)。今回公開される「銃弾の饗宴 ラームとリーラ」で主演しているランヴィール・シンとディーピカ・パードゥコーンは、実生活でもカップルなんですよね。
飛田「そうですね!かなりラブラブみたいですよ。また、ディーピカは以前ランビール・カプールと付き合っていたんです。
別れた後に共演した「若さは向こう見ず」の予告編では、元恋人同士が見つめあって「あともう少しこうしていたらどうなるか…」「どうなる?」「あなたを愛してしまう…今度も!。」というセリフがあって話題騒然となり、この作品は2013年の年間興収第4位と大ヒットしました。」
――そして、そのランビール・カプールの現彼女は、「バン・バン!」主演のカトリーナ・カイフで、結婚直前ともウワサされています…。なんてゴシップがたくさんあるところは、個人的にはなんだか昭和スターのような華やかさを感じてしまいます。
飛田「うーん、やっぱり、インド映画の俳優たちは文字通りのスターなんですよ!すごく影響力があるし、みんなから信頼を得ていますね。政治家に挑戦する俳優さんも多いみたいですよ。」
――そんな中でも飛田さんがお好きなスターは、やはりシャールク・カーン?
飛田「そうですね、彼はキャラクターが最高なんです。チャーミングな人ですね。他にも好きな俳優さんはたくさんいます。アーミル・カーン(“三大カーン”の一人「きっとうまくいく」「チェイス!」など)も好きだし、「イケメンだな!」と思ったのは「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」の悪役だったアルジュン・ランパール。彼のウインクにはやられました(笑)。
「マドラス・カフェ」「ワダラの抗争」のジョン・エイブラハムも好きだし…。とにかく、見ているうちにどんどん好きな俳優さんが増えちゃいますね(笑)。」
――では最後に、インド映画初心者の方に伝えたいことはありますか?
飛田「インド映画っていうと、それだけで「いや、いいよ…」ってなっちゃう人も多いんですよね。でも、インド映画と一口に言っても、本当にいろんなジャンルの映画があるんです。3本、4本と見てみると、バラエティがあって奥が深いことに気が付いていただけると思います。1本、2本で決めずに、もっといろいろ見てみてください。
踊る映画でも、踊らない映画でも、イイ映画はイイんです。また、インドのお祭りや人々の考え方、文化・慣習を垣間見ることができてとても面白いですよ。1日講義を受けるよりも、1本の映画を観る方がより色んな事が理解できる思うんです。」
――たくさんの新しい体験が出来るのがインド映画の魅力なのかもしれませんね。今回はありがとうございました!
飛田「ありがとうございました!」