世の中の夫たちから、だんだん覇気がなくなっているような気がしませんか。
近頃、妻の強い態度や言動に傷つき、追い込まれていく夫が増えています。深刻なものだと「主婦在宅ストレス症候群」と呼ばれ、家に帰って妻の顔を見るだけで体調が悪くなってしまう夫もいるとか。
今回は、うかつに使うと夫のメンタルを破壊しかねない、危険なセリフを3つピックアップ。
「しまった、もう言ってしまった」という覚えがあるなら、夫の健康を願って、今後封印してもらえればと思います。
「そんなこともできないの?」
「そんなこともできないの?」
この言葉は、夫にとんでもない衝撃をもたらします。
自分の能力を妻に疑われた夫の屈辱感は、はかり知れません。「不能感」は、男性に立ち直るのが難しいほどの打撃を与えるのです。
誰しも、得意なことと苦手なことがある。妻には簡単に思えても夫にできないことはあるし、その逆も然りです。大目に見ましょう。
「もっとしっかりしてよ!」
続いては、「もっとしっかりしなさいよ」「もっとシャキッとしなさいよ」といった叱咤系セリフ。まずいことに、夫が疲れている時や落ちこんでいる時ほど、こう言いたくなる妻が少なくないようです。
しかし結果は、夫がさらに鬱々としたり、倦怠感が増したりするケースも。タイミングがまずいです。弱っている時に要求するのは酷です。
また、妻が夫に「もっと男らしくしてほしい」と理想の夫像を押しつけていることもありそう。男性には頼りがいがあってほしい、強くあってほしいという、男性性の搾取ですね。
妻だって、夫に「もっと女らしくしろ」と過度に要求されたら、ストレスに感じるのではないでしょうか。それも「女ならおとなしく言うことを聞け」のような、古典的すぎる女性性の搾取は不快ですよね。
ステレオタイプな価値観を押しつけた結果、パートナーのストレス度が高まってしまうことは多いので、気をつけたいところです。
「うっとうしい」
「うっとうしい」「うざい」は、言っている本人には不思議なくらい悪気がなく、気軽に口にしてしまう場合が多いようです。
面と向かって本人に言い放つ妻もいますし、知り合いに「夫がうっとうしい」と平気で話している妻も、なぜかよく見かけます。
こうして不用意に放ってしまった一言が、夫のメンタルを台風のように直撃します。
「このくらい、たいしたことないんじゃない?」と決めてかかるのが、一番怖いことかもしれません。
自分には「いや、こんな些細な一言で」と思えるようなことでも、思い込みにとらわれず、夫が傷つくなら言ってはいけない言葉なのだと認識しましょう。