トコジラミ
人の血を餌として、噛まれると激しいかゆみや発疹などに襲われる「トコジラミ」(南京虫)も、近年特に屋内で注意すべき害虫です。
ダスキンコールセンターによると、2014年では89件だったトコジラミの駆除件数は5年で458件と5倍まで増加。
今後もオリンピックなどで、こうした害虫が広がる可能性も危惧されており、宿泊施設に海外から持ち込まれたトコジラミが、宿泊者の体や荷物に付着して一般家庭にも持ち込まれることも…。
もし家で繁殖してしまったら?
もし家庭内で繁殖してしまうと、私たちの手で完全に駆除するのは難しく、ダスキンの害虫駆除サービス「ダスキンターミニックス」といったプロフェッショナルによる駆除が必要になるとのこと。
一般家庭で繁殖してしまったトコジラミを駆除する場合は、30日間ほどかかり20〜30万円ほどのコストがかかるそうなので、そうなる前に家庭内に持ち込まない予防策が必要です。
これには、
- 宿泊施設でトコジラミを見つけたら部屋を変えてもらう(黒い小さな「血糞」が目印)
- 帰宅後は衣服などはしっかりと洗濯して、乾燥機で乾かして熱処理する
といった対策が効果的だそうです。
掃除を害虫発生の防止として考えてみましょう
身近な害虫から、今まで見られなかった新しい害虫まで。そろそろさまざまな虫が活発になる頃です。
家庭に侵入されたら退治するのが大変なだけでなく、最悪のケースでは私たちに健康被害を起こすリスクもあります。そうならないように、できる範囲でこまめなお掃除と、部屋を清潔な状態に保つことを心がけてみましょう。
ダスキンでは、「掃除」を「害虫発生の防止」として認識することが、快適で健康な生活を実現するためのポイントであるとしています。
まずは…そうですね。ちょっと今いる部屋の隅を見てみてください。そのスキマ、ホコリや食べかす、溜まってませんか?
気になったら、この週末ぜひお掃除を。