ミオヤマザキ

mio(Vo.)、taka(G.)、Shunkichi(B.)、Hang-Chang (Dr.)の4人組ロックバンドで、2013年に結成されました。

多くの人が衝撃を受けたデビュー曲が『民放709条』。通称、不倫の曲。既婚者である男性と交際していた女性が、奥さんから訴えられるストーリーものの歌詞で、これからどうなるの!? と、歌詞を耳で追ってしまいます。

「不倫は文化」という名言を残した某俳優の顔写真がジャケット写真という点も皮肉っぽいです。

また、彼女たちの曲はアニソンのように覚えやすいメロディーと、セリフのある曲が多いのも特徴です。5月にはミニアルバム『大人がダメって言ったヤツ』『大人がイイって言ったヤツ』を2枚同時発売。『大人がダメって言ったヤツ』には、メンヘラ系アーティストらしく、ストレートに『メンヘラ』というタイトルの曲も収録されています。

ミオヤマザキの魅力は歌詞だけではありません。演奏力も非常に高く、ライブ会場ではビジュアル系バンド顔負けのヘッドバンギングの嵐。非常に熱いライブを繰り広げます。

知らない曲でもmioさんのパワフルな声に魅了され、思わず体がリズムを取ってしまうほど、彼らはオーディエンスを引き込んでくれます。メンバーは顔出しをしていないので、ご尊顔を拝見できるのはライブだけ!

いかがでしたか? 初めて知るアーティストもいたかもしれません。私的には、さめざめは、酸いも甘いも全てを知り尽くして既に悟っているとも言えるメンヘラ女王、あいみょんはまだメンヘラの本当の意味すら知らないピュアな天然メンヘラ、そしてミオヤマザキは、ちょっと尖っているのがカッコいいと思い込んでいるような、メンヘラ女王への通過点のように思えます。

刺激がほしい方、他の人が聴かないような少し変わった曲を求めている方、男女の性を突き止めるような曲を聴きたい方、メンヘラ系ミュージックに溺れてみると、その欲を満たすことができるかもしれませんよ。