3.夫婦間に距離がある
渡辺「1と同じく、普段から会話することを心がけると、お互いに気持ちを伝えやすくなります。ほんの少しの心がけで距離が縮まりますよ」
4.夫に「妻がやるのが当たり前」という認識がある
渡辺「この場合は、焦らず、少しずつ夫の意識改革をするのをおすすめします。一人ですべてを背負い込まず、時には夫に家事や育児をまかせて、体験してもらいましょう」
5.感謝の気持ちはあるが、恥ずかしくて口にしない
渡辺「まずは妻が夫の気持ちを知ることから始めます。たとえ一番身近な人でも、人の気持ちというものは、わからないものです。『言葉にしてほしい』と優しくリクエストしてみることも大切です」
夫に自然に感謝されるための4つのポイント
「少しは感謝してよ」とイライラ、悶々としていても、夫は一向に感謝してくれないものですよね。また、強要して「ありがとう」と言われても嬉しくないものです。
やはり、自然に感謝されるのが一番! そんな夫からの感謝を引き出すための4つのポイントを渡辺さんに伺いました!
1.「言葉遣い」
渡辺「人は常に自分中心で物事を考える傾向にあるので、何事も言い方、伝え方が大切です。伝わったようで伝わっていないことや、相手はうっかり聞いていないことも多いのです。
命令や脅しはタブー。何かを言いたいときは感情的にならず、『私メッセージ』で伝えましょう。
例えば、『たまにはお皿洗いくらいやってよ』ではなく、『たまには、お皿洗いをしてくれたら嬉しい。助かります』と言われると、抵抗なく受け入れてくれますよ」
2.「笑顔」
渡辺「いつも妻がむっつり顔で不機嫌にしていると、夫は自信をなくしてビクビクしていることも。妻と子どもがいつも笑顔で嬉しそうにしていたら、ゆとりができて、夫に感謝の気持ちが生まれるかもしれません」
3.「あいさつ」
渡辺「あいさつは、生活するうえでの基本。『ありがとう』『いただきます』『おかえりなさい』など、普段の暮らしの中であいさつを欠かさないようにしましょう。
あいさつだけでコミュニケーションの機会が増え、自然な会話も増えて話しやすい雰囲気になると、お互いに感謝の言葉も伝えやすくなります」
4.「夫に多くを期待しない」
渡辺「私は、家事・育児を『夫のためにこんなにやっている』と考えるのではなく、自分と子どものために必要だから、淡々とやることを勧めています。多大な感謝を期待しなければ、不満も少なくなりますよ」
夫から感謝されたいけれど、感謝されない悩みは、人それぞれ。自分の原因に当てはまりそうなものがあったなら、ぜひヒントにしてみましょう!
【取材協力】夫婦問題カウンセラー 渡辺 里佳さん
おもに東京、湘南エリアで個人・夫婦の対面カウンセリングを実施。女性専用電話相談サイト「ボイスマルシェ」相談員。「あなたが幸せになること」を目標に、愛と誠意をもってサポートしています。