「脳活顔ヨガ」とは、抗加齢・加齢制御医学を専門とする白澤卓二教授の「手指体操」と、顔ヨガ講師の間々田佳子さんの「顔ヨガ」を組み合わせた、“脳の活性化”が期待できる体操です。

もちろん顔ヨガ効果もあり、顔のたるみ・シワにも効きます。

 

1つでもチェックがついたら、“脳を刺激する”生活を!

老化現象なのか、認知症予備軍なのか、まずは脳の老化チェックをしながら勉強していきましょう。

□ 怒りっぽくなった
□ 被害妄想がひどくなった
□ 落ち込みやすくなった

そもそもの理解力や判断力が落ちる場合もあります。すると正しい解釈ができなくなり、何か1つのことにこだわったり、予想外の感情が表れたりすることがあります。

 

□ 同じ物を買ってしまう
□ 計画通りにできなくなる

直前に記憶したことを忘れてしまうので、同じ物を買ったり、同じことを繰り返したりします。また計画を立てる、2つのことを並行して行うことができなくなるので、実行スピードが落ちてきます。

 

□ 最近のことを思い出せない
□ 体験したこと自体を忘れてしまう

記憶は(1)データを記録する、(2)データをしまっておく、(3)データを引き出す、この3段階に分かれています。

老化によるもの忘れは(3)がうまくいかなくなる現象。認知症は(1)ができず、体験したこと自体を忘れてしまいます。

 

□ だらしなくなった
□ 外出がおっくうになった

認知症の初期症状に「うつ」っぽい症状が出ることがあります。やる気や実行力に関わる脳細胞が減少してしまう場合と、認知機能が低下したせいで自信をなくし「うつ」っぽくなる場合があります。

「脳活顔ヨガ」のススメ

さきほどのチェック項目にあてはまるものが多かった人は、ぜひ「脳活顔ヨガ」をはじめてみましょう。

「脳活顔ヨガ」は日常生活では行わないような動きなので、いつもとは違う刺激を脳に与えることができます。

ですから、1〜2ポーズ行うだけでも脳が働き始めます。

そう考えると1日の活動が始まる朝にシャキッと目を覚ましたいとき。また、仕事や家事の合間にリフレッシュしたいとき。昼間に眠くなったときなどにも、「脳ヨガ」をすることで、ぼんやりしていた脳をシャキッとさせられます。

3分間続けることを目指しましょう。

また、顔も手指も「細かい筋肉」を動かすことになるので血行がよくなります。

血液は心臓ポンプの力で全身に送られたあと、細胞から排出された老廃物を回収して心臓に戻りますが、それを行う静脈やリンパ液は、筋肉の動きで押し戻されます。

ですから細かい筋肉をくまなく動かすことで血流促進に役立ちます。血行がよくなれば肌つやもよくなり若顔に。

顔の筋肉も鍛えられるので、たるみ、シワの改善効果も得られます。