人に親切な人がいつもハッピーでいられる理由
人に親切な人達が、穏やかでハッピーに見えるのは、援助行為をすることで、ストレスが減り幸福感が増すのだという、科学的な理由があったのですね。
人に対する気配りのできない自己中心的な人や、相手を思いやることのできない人は、ストレスが軽減されるチャンスを逃しているということ。その結果幸福感も味わえず、一日中不機嫌ということになるのかもしれません。
この研究では、民族の違いや文化的背景によって、結果に違いが出るのかをさらに検証するようですが、少なくとも日本人には当てはまると思います。
人に対する援助行為が自身のストレス解消になる!
私達の日常は、確かにストレスが溜まることだらけですね。仕事が忙しい、締め切りに追われる、家事や子育てに振り回される、来客や他家への訪問で気を使う、近所付き合いや人付き合いに煩わされるなどなど。
でも、そんな時こそ、積極的に援助行為を行えばいいのです。援助行為の対象は、友達でも知り合いでも、見ず知らずの人でもいいのです。
たとえば、後ろから来る人のためにドアを押さえて待ってあげるとか、エレベーターの行き先ボタンを押してあげるとか、乗り物で席を譲ってあげたり荷物を持ってあげるとか、急いでいる人に順番を譲ってあげるとか、お年寄りや身体の不自由な人に手を貸してあげるとか、困っている人に声をかけるとか、どんな些細なことでもいいのです。
見て見ぬ振りして通り過ぎるのではなく、ちょっと勇気を出して声をかけてみませんか?
こういう援助行為は、本当は当たり前のことだと思うのですが、人との関わりが希薄になっている現代では、ちょっと勇気のいることかもしれません。
でも、援助行為をすることで、相手が助かるだけでなく、自分のストレスも軽減されてハッピーになるのですから、やる価値がありますよね。
人助けは、イライラしている時こそ、一服の清涼剤となるのです。
<参考>
・Helping others dampens the effects of everyday stress