東京ディズニーシー「タワー・オブ・テラー」 ©Disney

11. ショップ「タワー・オブ・メモラビリア」は元はプールだった

「タワー・オブ・テラー」では、落下の瞬間を捉えた写真を購入する事ができますが、そのショップが「タワー・オブ・テラー・メモラビリア」。

このショップ、実はホテルが営業していた頃は、プールだった場所なのです。

落下写真のモニターがある周辺には「ラジャズ・プール・アンド・スパ」と書かれた表示などがあり、当時の様子を伝える写真も飾られています。

また、良く見ると壁には、

「飛び込み禁止」
「女性が居る時はしぶきをあげない」
「全ての時間で入水に適した衣装を!」

などと書かれており 、写真購入時の受け取り窓口の左右には「男性ロッカー室」や「女性ロッカー室」「タオル室」の表示もされています。

そして過去にプールだった床には、木製のフタがされているのがわかります。

単なるショップという訳ではなく、こんなこだわりも面白いですね。

 

12. ドラゴンを好んだハイタワー三世

謎の失踪をしてしまったハイタワー三世。

世界中から美術品などを集めた彼は、強欲で利己的な自信家でした。

そんな彼は「ドラゴン」を好んでいた様で、このホテルハイタワーの各所にはドラゴンをモチーフにしたデザインが多く使われています。

例えば記者会見場で、蓄音機の録音を聞く部屋の、中央上部にあるシャンデリアの上には、ドラゴンの彫刻がゲストを見下ろしています。

また、この部屋の壁紙にも、ドラゴンの模様が見られ、さらに蓄音器がある、彼の机の周囲にある柵の支柱や、蓄音機の近くにあるランプ、壁にある燭台(しょくだい。ロウソクを立てる台)にもドラゴンがデザインされています。

ドラゴンと言えばその容姿から「強さの象徴」として扱われる事が多いため、彼が好んだデザインと思うのですが、反面、この蓄音機の部屋から出る時に開く扉があります。

ここにはなんと、彼がドラゴンを串刺しにする姿が描かれています。

ドラゴンをモチーフにした装飾を多用しながら、それを崇める訳ではなく、その強さの象徴とも言えるドラゴンを踏みにじる様な所も、彼の性格を表しているのでしょうね。

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