「足が遅くて、運動会やリレーが憂うつ…」

足が遅いことは、様々な長所と同様に子どもの一つの側面でしかないのですが、それでも足が遅いことで自分に自信が持てなくなってしまう子がとても多いそうです。

サッカー日本代表の快速ドリブラー、伊東純也選手は「足が速い、遅いは遺伝や運動神経に関係しない」と著書の中で述べています。

走ることは歩くことと同じように誰でもできることですが、「速く走る」には実は自転車に乗るのと同じように「速く走るコツ」があるのだといいます。

今回は、伊東純也選手の『子どもの足がどんどん速くなる』から足が速くなる1DAYメソッドをお伝えしていきます。

コツを掴むだけで速く足れる!

速く走るには「速く走るコツ」を掴むこと。

「自転車は一度乗れるようになると、どれだけ長く乗らなくても、またすぐに乗れるようになる。一度、コツをつかむと、二度と忘れることはありません。
走るのだって自転車と同じ。コツさえつかめば、足の遅い子だって速く走れる ようになるのです」。

出典(『子どもの足がどんどん速くなる』)

速く走るのは自転車に乗ることや水泳と一緒。生まれつき、能力が決まっているものではないのです。

「あきらめている子どもたちに、ぼくは声を大にして言いたい。足の速さは、生まれつき決まってなんかいない!
ちょっとしたコツをつかめば、いくらでも速くなる!
こう考えただけでも、君は「スピードスター」への第一歩を踏み出しているのです」。

出典(『子どもの足がどんどん速くなる』)

実際に伊東選手のスピードスターメソッド(一夜漬け1DAYコース)を親子で体験してもらうと、50m走で1秒速くなるなど結果がきちんと出ています。

それではさっそくウォーミングアップとスピードスターメソッドを次の要領でやってみましょう。

基本のウォーミングアップSTEP3

最初にウォーミングアップから始めていきます。

1. 足の回転数が上がるランジ

股関節とハムストリングを刺激するストレッチ。

「足の回転が速くなる。
走るときの姿勢から、振り上げた足を大きく前に踏み出す。軸足に戻って、逆足でも同じ動きを繰り返そう」。

出典(『子どもの足がどんどん速くなる』)

2. お尻まわりとリズム感を強化 ステップランジ

走りのパワーを生み出すお尻まわりの筋肉をきたえ、リズム感も身につけられるストレッチ。

「上げた足を前後にスイングして、 最後に前に大きく踏み出す。ランジと同じように、両足で繰り返しやろう」。

出典(『子どもの足がどんどん速くなる』)

3. 股関節の柔軟度アップ サイドスイング

股関節がやわらかくなり、足の回転数が上がって歩幅も広がるストレッチ。ケガ予防にも有効です。

「かべに手をつき、振り子のように左右に足を振り上げよう。 ムリなく上がるところまで上げられればオッケー」。

出典(『子どもの足がどんどん速くなる』)

伊東純也式スピードスターメソッド「一夜漬け1DAYコース」

ウォーミングアップが終わったら、屋内でもできる速く走るコツを掴む練習です。場所も時間も要りません。