3.夢追い人

バンドマンや劇団員など、夢を追っている男性もヒモ系男子の素質があります。お金に困っていていつも苦しい。苦しいけれど働いたりバイトしている暇はない。ならばヒモに……と言う考え。

夢追い人は貢がれることには慣れていますが、女性を騙すつもりはありません。「いつか成功したら返そう」「成功したら結婚しよう」と少しは考えていますが「それまでは申し訳ないけどよろしく」と思っていることが多いでしょう。

ヒモ系男子の話す苦労話や身の上話は、まるでドラマのストーリー。これは自己演出であって、バンドマンとしての俺。俳優としての俺なのです。いつか成功して過去を語るときのストーリーです。それを繰り返し頭の中でシミュレーションしているのです。

4.かいがいしい

彼がかいがいしいのはいいこと。しかし、実はヒモ慣れしている男性は、かいがいしく家事をしたり「君のお世話をしますよ」と言って女性の懐に入り、彼女の部屋に転がり込みます。もちろんお金は出しません。家事が対価なのです。

「いろいろやってくれるし、まあいいか。ひどいことは言えないわ」と彼女は思いますが、それが狙いです。

イケメンなら「イケメンだからヒモ希望なの?」と警戒しますが、フツメンで家事好きだと不思議とあまり警戒しません。尽くすタイプや世話焼きタイプの女性は注意が必要です。

「ヒモ系男子」の注意点

お金や貯金、収入の話はしない、本当のことは言わないこと。ヒモ系男子かどうか確認するには「あのアクセサリーが欲しいなぁ」とお願いして判断します。

ヒモ系男子はおねだりされるなんて想定外。考えたこともありませんので、どうやって対応するか見きわめましょう。

ヒモとして女性の元に入り込むためには優しさが必須のため、ヒモ系男子は魅力的なことが多いでしょう。付き合う前にそんな男性だとは判断しづらいですが、付き合った途端、本性を表します。

そんなヒモ系男子の沼にハマらないようにしましょう。

たえなかすず:歌人。短歌を詠むことが好き。ブラブラとOL時代を送ったあと結婚し、二人の娘の母になった恋愛コラムニスト。他恋愛サイトでも連載中。昭和マニアなのでいつも昔に思いをはせています。恋愛の話と面白いネタに食いつきます。趣味は映画観賞とマラソン。