映画『いちごの唄』の公開記念舞台あいさつが6日、東京都内で行われ、出演者の古舘佑太郎、石橋静河、光石研、蒔田彩珠、峯田和伸、宮本信子と菅原伸太郎監督が登壇した。
本作は、数々の名作を手掛けてきた脚本家・岡田恵和氏と、銀杏BOYZの峯田が紡いだ青春と恋の物語。
不器用だけど優しい心を持つ青年コウタを演じた古舘は「今から青春が始まる方、青春真っただ中の方、青春を思い出している方、あらゆる世代の方に見てもらい、甘酸っぱい、淡い気持ちになっていただけたら」とアピールした。
コウタから思いを寄せられる“あーちゃん”を演じた石橋は「あーちゃんは、今でも大切な女の子として私の中に残っています。今日から皆さんに見てもらえるのがうれしいです」とあいさつした。
また、約束の「七夕の日」だけに会う主人公の2人にちなみ、「もし好きな人と1年に1度しか会えないとしたら、何をしたいか?」と聞かれたキャストたち。
古舘は「また来年も会えるかどうか分からない状況なら、その1日に懸けなきゃいけない。だったら区役所で婚姻届を出します。そうしたら、また来年も会えると思うので。その日1日、区役所デートで(結婚の)説得をします」と語って笑わせた。
石橋は「1年に1度って特別。(普段は)日常の生活を一緒に過ごせない。ならあえてほのぼのと普通の時間を過ごしたいです」と回答。蒔田も「すごく静かな公園でバイバイするまでずっと一緒にしゃべっていたいです」と、初々しく語った。
光石は「とりあえず焼き肉。食べてから考えます」とニヤリ。峯田は「これ、本当にいやらしい話じゃなくて、やることは決まっていますね…」と語って笑わせた。
最後に宮本が「いっぱいおしゃべりをして、つい眠くなって寝てしまって、ハッと目が覚めたときに“幸せな夢だったなぁ”と思うのがいいです」という粋なコメントで締めくくった。