子どもに置き換えた場合
夫にやってあげることを同じように子どもにやっているケースです。
□「ママ、水!」と言っただけで水を出す
□パジャマを用意する
□脱ぎ散らかした衣服を拾って歩く
□「片付けなさい」と怒りながら「私がやった方が早いから」 とおもちゃの片付けをする
□タオル、コップ、連絡帳など通園かばんの中身のセットをする
□子どもが準備する前から「あれ持った?これ持った?」と忘れ物をしないように先回りして注意する
□忘れ物を学校に届ける
察しのよい奥さんは「よく気が付く最高の奥さん」かもしれません。でも、同じことを子どもにしてしまうと、子どもは一人で何も出来ない子に育ってしまう危険があります。
親が子どもも勉強道具の準備をしていると、忘れ物をしても親のせいにしたり、自分の持ち物管理がいつまでも出来なくなってしまいますね。
また、「ママ水!」「ママお風呂!」などの単語だけの呼びかけに反応していると語彙も増えませんね。
幼稚園に行く頃には、伝える練習をさせましょう
私は長年、生徒に授業をしていますが、トイレに行きたくなったとき、何人か必ず「先生おしっこ!」と訴えてくる子どもがいます。
何を言わんとしているのか私にはわかりますが 「え?おしっこ?立石先生はおしっこじゃあないけど?」とあえて取り合わないようにしています。
“きちんと話をする躾“をしておかないと本人が困ったときに相手に伝わるように話が出来なくなってしまうからです。
2~3歳児であればそれでもよいのですが、もうすぐ小学生になろうする5歳児がこれでは困りますね。
家庭内でも子どもの要求がわかっても「喉が渇いたのでお水ちょうだい」「トイレに行きたい」ときちんと相手にわかるように伝えるように練習させましょう。