子どもの顔色を見ただけで何をしてほしいのかわかるママのような人がいつも傍にいるとは限らないからです。幼稚園や学校の集団の中で先生は一人一人の顔色を見て察してはくれません。子どもが困らないように先回りしていると、親の庇護がない場所で困ることになります。

喉が乾いても我慢したり、 苛められても黙っていたり、 困った状況になっても先生が気付くまで待っていたりします。自分から声を上げる習慣がないからです。

子どもが一人でもピンチを切り抜けられるように先回りして障害物を除かないで見守りましょう。ピンチの時は相手に伝わるように自らSOSを出せるよう、子どもを育てましょう。

手を出したり声をかけたりするよりも「黙って見守る」のは忍耐がいりますが、それが子どもを独り立ちさせることになりますよ。

将来を考えて、夫にも練習を

昔は“男子厨房に入らず”で「男は、炊事に手を出したり口を挟むべきではない。あれは、女の仕事だ。」と考えの人が多くいた時代がありました。こう言った考えの親元で育った夫は奥さんにこれを求めてくることもあります。

旦那さんが一人ソファーに座ってお茶を飲み、奥さんが独楽鼠のように動いているのに「新聞とって」「飯はまだ」と叫んでいるような光景です。

でも実は、“良妻は悪妻”かもしれません。
何故ならば夫婦だってどっちが先に逝ってしまうかわからないからです。

夫にあまり尽くし過ぎると、あなたが亡くなった後、お茶も湧かせない、石けんの在りかもわからない、パジャマも出せない…となってしまい、とても苦労するかもしれませんよ。

まとめ

察しが良すぎてママが一人忙しく動けば動くほど「やってもらえる」と思って自ら動くようにはなりません。

奥さんが気が利かない人でズボラで悩んでいる旦那様、でも、子どもにはかえっていいお母さんかもしれませんよ。