オオカミ
童話などでは凶悪なイメージがあるオオカミですが、その正体は家族愛にあふれ、じつに子煩悩な動物なのです。
オオカミの群れは父親がボスとなり、母親と兄弟姉妹とで群れを構成します。群れを率いて獲物を狩り、巣穴で待つ母親と子供たちのもとへエサを運ぶのが父親の仕事。さらに子供たちが離乳すると父親は肉を吐き戻して子供に与えるそうで、子供たちを食べさせるのは父親の役割なのです。
子育てにはあまり口をはさまず、それでも自分の仕事をしっかりこなして家族を大切にする「クール」タイプです。
ゴリラ
最後は、積極的には子育てに関わらないというゴリラです。子供が小さいうちは母親であるメスがずっと抱っこをして愛情を注ぎ、3歳になるまで母親から乳をもらって育つといいます。
一方父親のオスはあまり子供の面倒を見ず、家事もしないとか。しかし、子供たちがケンカを始めると仲裁にはいるのがオスの役割。仲裁はいたって平等で、オスは年下の子供や攻撃を受けたほうの子供を保護するといいます。
オスが積極的に何かをするわけではありませんが、子供たちはオスの行動を見ながら「社会のルール」を身につけていくそうです。前時代的な「オヤジ」タイプですね。
自分たちに合った家事育児は動物の生態にヒントあり
こうしてずらりと並べてみると、十人十色…いや十動物十色とでも言いましょうか。とにかく環境や生態によって家族のあり方も様々なのだと気づかされます。
これは動物に限ったことではなく人間にも言えることではないでしょうか。診断とは逆に夫婦のタイプ別に動物を当てはめてみれば、その動物の生態が自分たちの家事育児のヒントにつながるかもしれません。
仕事より家事や子育てが好きな夫はオオサンショウウオ、仕事をしながら育児にも積極的に参加してくれる夫はハト、お互いバリバリ働きながら子供を育てる兼業夫婦はコウテイペンギン、教育熱心ならビーバー、家族を支えながらきっちり仕事をこなす、背中で語るタイプのクールな夫ならオオカミ、家事も育児も参加しない、感謝もねぎらいの言葉もない無関心夫はゴリラというように、自分の夫も動物に当てはめてみましょう。
動物たちを参考に、妻の役回りを考えよう
子育てや家事について夫に少なからず不満がある人は、その動物の妻の立場であるメスがどのような行動をしているのかチェックするのがオススメです。動物たちはそれで成り立っているようなので、その動物の生態を当てはめてみてはいかがでしょう。案外上手くいくかもしれません。
とはいえ、どの動物も妻であり母親であるメスがよく働くこと! やはり夫婦円満、家族が幸せでいるには女性の活躍が不可欠ですね。ゴリラタイプの夫も含めて、きちんとねぎらってほしいものです。