昨年末、全国5大ドームツアー最終公演を東京ドームで開催した嵐。これまで多くのドームツアーを行ってきた同グループは、史上最速となる早さで観客動員数1000万人を達成しました。今年は9年ぶりにショー形式の全国アリーナツアーを行うことが決まっており、2016年の活躍も期待できそうですね。

 嵐と言えば、グループでの活動のみならず、ソロでの活動も積極的。バラエティー番組への出演や司会業、映画、そしてドラマ出演……活躍の場は様々です。そんな嵐のメンバーの中でも、櫻井翔さんはより多方面で評価を得ています。

櫻井さん出演の代表的なドラマ作品の一つともいえる『家族ゲーム』では、不気味で何を考えているかわからない変人家庭教師役を任され、普段のさわやかなイメージとは全く違うキャラクターを演じました。同作内では普段とは違うS”な一面も見せ、これを機に櫻井さんファンになったという人も少なくありません。

また、人気作家である東川篤哉さんの原作をドラマにした『謎解きはディナーのあとで』では、北川景子さん演じるお嬢様を見守る執事役に。知的なイメージのある櫻井さんらしく紳士的な振る舞いが評判を呼んだ一方で、こちらでもまた毒舌キャラ。紳士だけど、S”といったギャップにファンは魅せられました。

その他にも『山田太郎ものがたり』『木更津キャッツアイ』など、様々な作品に登場。その度に、櫻井翔の新たな一面を我々に見せてくれるのです。

櫻井さんの特徴的なソロ活動で忘れてはいけないのが、ニュース番組『NEWS ZERO』のキャスター。学生時代に目の当たりにしたアメリカ同時多発テロ事件が櫻井さんに大きな影響を与えたようで、報道の仕事にも携わりたいとの思いで、2006年から同番組のキャスターを務めています。櫻井さんの登場により、ニュース番組を見る人が増え、ニュースに関心を持つ人が増えたと言われており、その存在意義は大きなものとなっています。

櫻井さんの素晴らしいところは、新たな客を呼ぶことだけで終わらなかったこと。もう何年もその仕事を続けていたかのような存在感と責任感で、男女問わずに「ニュースを伝える」という任務にこだわっています。

「一番うまいアナウンサー・お手本にするキャスターは、嵐の櫻井翔さんである」。

こう語るのは、プレゼン・コンシェルジュであり書籍『テレビに学ぶ中学生にもわかるように伝える技術』の著者である天野暢子さんです。テレビの仕事も多く担当する天野さんは、櫻井さんの「伝える」テクニックを高く評価しています。