「ヒールを履いていると足が細くなる」。
そう思いがちですが、実際はヒールの高い靴で歩くと前ももとふくらはぎが使われ、逆に太くなる可能性があるんです。
女性専門トレーナーの石本哲郎さんは著書『脚からやせる神トレ』の中で以下のように話しています。
たくましく張った前ももや、子もちししゃものようなふくらはぎ。
こうした筋肉は脚やせには不要。筋肉をつけるべきなのは、「おしり」と「内もも」です。
出典『脚からやせる神トレ』
しかし、普段使われやすい部位は前ももとふくらはぎ。脚やせしようとやみくもにランニングをしたり、筋トレしたりすると、この部分が太くなりがちです。
脚やせには脚やせの筋肉を整えることが必要なのです。
今回は、女性専門トレーナーの石本哲郎さんが脚やせの最善策についてお伝えします。
脚やせに大切なのは必要な筋肉を増やして 不要な筋肉を減らすこと
脚やせするために筋トレや運動をしてみたけれど、逆に太くなってしまったという方、多いのではないでしょうか?
脚やせに必要な要素は、3つだけ。
1体脂肪を落とす
2むくみを改善する
3必要な筋肉を増やし不要な筋肉を減らす出典『脚からやせる神トレ』
そう、太く見えてしまう筋肉は使わないようにすることが大切なポイントなのです。
ではどのように使う筋肉を変えていけばよいのでしょうか。
人間は、無意識に強い筋肉に頼って生活しようとします。
脚やせに必要なおしりと内ももの筋肉が前ももやふくらはぎより強くなれば、不要な筋肉は使われにくくなり、自然に脚が細くなっていくのです。
この方法は、歩き方や走り方を矯正するより脚やせに効果があります。出典『脚からやせる神トレ』
脚やせに必要な筋肉を増やすこと。そのために鍛えたいパーツは「おしり」と「内もも」です。
脚やせのためにするべきなのは、これまで前ももやふくらはぎがしていた仕事を他の筋肉に割り振っていくこと。脚全体の筋肉の総量はキープしたまま筋肉の「位置」をかえていくのです。出典『脚からやせる神トレ』
おしりの高い位置に筋肉を増やすと、おしりがキュッと上がって脚が長く見えます。
そして、内ももに筋肉を増やすと、内ももの「たるんだ感」が消え、外もものハリもだんだん減っていきます。
この2部位を鍛えるだけで美脚にグッと近づきます!
脚やせに効く!神トレ2つのメソッド
これまで、のべ1万人以上の女性の体づくりを指導し、成功へと導いてきた石本さんの考案の「神トレ」は6つだけ。その中から2種目をご紹介。
フォームを確認しながらトライしましょう。
スーパーワイドスクワット
回数:1セット20回×2〜3セット
効果:内ももの引きしめ、外もものハリ改善
- 上半身は軽く前傾に。 そり腰や猫背に気をつけ、背中はまっすぐをキープする。
- 両手にダンベルをもち、前もものすれすれに腕を垂らす。
【ポイント】
・膝は完全に伸ばしきらない。
・つま先の角度は、横一直線〜45 度の間で自分がやりやすい角度。
・いちばんしゃがんだとき、膝の真下にかかとがくる足幅に。 - 太ももが床と平行になるまでゆっくりしゃがみ、 それ以上は下がらないようにする。
【ポイント】
・しゃがんだときも上半身の角度は一定に。
・膝はつま先と同じ向きに。
・いちばん下で1秒止め、 ゆっくりと上がってくる。
必ず2セット以上(できれば3セット)行い、セット間の休憩1〜2分をはさみます。