あらゆる場面で見せる“神対応”

Sexy Zoneの握手会の際には、ファンから「付き合ってください!」と言われれば「もう付き合ってるよ」と返すなど、握手の一瞬でファンが投げかけた言葉に瞬時に答える中島の“ケンティー語録”がツイッターで大反響。検索してみると、その頭の回転の速さと対応力には感心するばかりだ。

さらに、彼の発言はその瞬間にファンを楽しませるだけのものではない。ドラマや舞台等の記者会見では、中島の放った一言が翌日のスポーツ紙の見出しを飾ること多数。その中で、何にでも「セクシー」を付ける発言は、Sexy Zoneというグループを印象付けることにも一役買っている。

また、会見などでスタッフや関係者に向けても「セクシー関係者の皆さん!」とあいさつするなど、周囲のあらゆる人に対してサービス精神満点。その心意気と、どんな企画にも笑顔で応じる対応力&聡明さ、そして素直な人としての愛され力が、個人としてもグループとしても、仕事を引き寄せる要素の一端になっていることは間違いないだろう。

©「黒崎くんの言いなりになんてならない」製作委員会 ©マキノ講談社

謎に包まれたプライベート…ミステリアスな“陰”の顔

いつも笑顔でキラキラ輝く“陽”の面がアイドルの必須条件であるとすれば、もう一つ、中島健人のアイドルたる所以は“陰”の部分にも存在する。それは、プライベートがあまり見えてこないところだ。

家では一人っ子で、現役の大学4年生の中島。大学のレポートや授業の話をすることはあるが、プライベートでメンバーやジャニーズの仲間と遊んだという話を聞くことは少ない。自身の恋愛観や人生観は惜しげもなく明かす一方で、影での努力などを明かさないのはもちろん、ひた隠しにしているようにも見えないが普段の生活ぶりをふわっとさせているのも、実にアイドルらしい一面と言えるだろう。“モテモテ”、“実はすごく地味”など妄想の余地を残してくれているのか? はたまたエピソードが少ないだけなのか? は分からないが、そんなミステリアスで頑ななところも魅力だ。

テレビでは愛されキャラを発揮し、年上の共演者からイジられる姿がかわいいが、一人っ子ゆえか、実は人との距離に敏感な部分が時折チラッと見え隠れするのも面白い。Sexy Zoneの中では最年長でメンバーを引っ張る存在であるが、時に一人で暴走したり、一人で抱え込んだり、かと思えばメンバーと兄弟のように過ごすロケで誰よりもはしゃいでいたり(笑)。

同じ年上メンバーでも、実生活では弟妹と仲が良く、年下メンバーに対しても良きお兄ちゃんぶりを感じさせる菊池風磨とは対照的。時折見せるこうした不器用さや“素”の部分に、母性本能をくすぐられる女子も多いだろう。そんな一面が垣間見られるのは、グループで活動しているからこそ。彼のグループ愛と共に、“Sexy Zoneの一員としての中島健人”にも注目してみてほしい。