戦国装束のファッションショー「サムライボーイズコレクション」
これは、甲冑や陣羽織などの戦国の装束のファッションショー!
いつ戦場で倒れるかもしれない戦国武将にとって、甲冑は、戦闘服であり、一張羅であり、そして死装束となりました。
各隊の代表の甲冑や陣羽織を順に一人ずつ、こだわりのポイントなどが会場で紹介されました。
名古屋おもてなし武将隊 前田慶次
胴は朱漆塗(しゅうるしぬり)、そして紫糸(むらさきいと)で編んだ五枚胴具足を纏っています。また、前田家に伝わる家法である朱塗りの長槍が特徴。
熊本城おもてなし武将隊 庄林隼人
「隼人」という名前にちなんで、「隼(はやぶさ)の柄」を、籠手(こて)、佩楯(はいだて)、脛当(すねあて)にあしらっています。また、名刀の同田貫(どうたぬき)正国を携えています。
名古屋おもてなし武将隊 前田利家
全身が金で覆われています!兜は、金箔押しの熨斗(のし)烏帽子(えぼし)。胴も、金箔押しの伊予札(いよざね)を白糸で編んだ胴丸です。
徳川家康と服部半蔵忍者隊 服部半蔵
忍なのに目立ちたい!地味で目立たない忍者の装束にも、「ど派手な刺繍」をあしらいました。また『I LOVE家康さま』なので、「三つ葉葵」の家紋(徳川家の家紋)を胸に入れ、美しさを際立たせています。
岐阜城盛り上げ隊 明智光秀
背中にはメガ道三様より引き継いだ、まるで何かが燃えているような朱色の大きな羽。光秀様お手製の大きな桔梗紋前立ての格調高い黒漆塗(くろうるしぬり)三十二間総覆輪筋兜(さんじゅうにけんそうふくりんすじかぶと)を纏っています。
清州城武将隊 煌組 織田信長
尾張を馬で駆けていた、青春時代の信長様。元祖「傾奇者」らしく、服装は大胆不敵、自由奔放。時には女性の着物を着て、女装もしていたとか……。
忍城おもてなし甲冑隊 成田長親
映画『のぼうの里」の『のぼう様』。ツルツル頭に、鉢巻。袴、陣羽織に、手には箒(ほうき)がチャームポイント。
安芸ひろしま武将隊 毛利元就
胴は、黒漆塗(くろうるしぬり)盛上小札(もりあげこざね)で、紅・白・紫の糸で編んでいます。クラシカルな装いでありながら、演舞ではロックをシャウトしているそうです。
グレート家康公「葵」武将隊 本多忠勝
戦国最強の男!兜は、威圧感バリバリの鹿角(ろっかく)の脇立と獅嚙(しかみ)の前立。胴は、黒糸縅(くろいとおどし)の二枚胴。手にする槍は、天下三名槍の一つ「蜻蛉切り」。身につけた大数珠は敵味方を問わず弔うためのもの。
神戸・清盛隊 平知盛
狩りをする時に着る狩衣(かりぎぬ)をベースに、当時流行った海賊のイメージをプラス。色は黒を基調に、平家の赤を取り入れ、背中にはひときわ大きく蝶紋があしらわれています。
信州上田おもてなし武将隊 真田幸村
威風堂々とした鹿角(ろっかく)の脇立と六紋銭の前立。胴は、緋縅(ひおどし)が美しい和製南蛮胴。
奥州・仙台おもてなし集団 伊達武将隊 伊達政宗
これぞ伊達者!弓月をモチーフにした美しい前立に、胴は黒漆(くろうるし)塗りの五枚板で構成された仙台胴が映えます。