「こんなはずじゃなかったのに……」。

夫との間にすれ違いを感じること、ありますよね。そんなときは、逆に夫婦関係を見つめ直すチャンス!恋人・夫婦仲相談所の三松真由美所長に、いつまでも夫にトキめくために実践したい夫婦円満の秘訣を伺いました。

1.プチ喧嘩をする

夫婦喧嘩をするのは、よくないことと思っていませんか。夫に対する不満を我慢して、自分のなかにどんどん溜め込んでしまうと、辛いですよね。堪えきれなくなって、怒りが爆発してしまうと、事態は深刻になってしまいます。

そうなる前に、「こういうことが嫌なのでやめてほしい、とか、こうしてほしいなど、建設的な夫婦喧嘩をするといいですよ」、と三松さん。

妻が理由も言わず、不機嫌だと夫はオロオロするばかり。なんだかわからないけど、妻が怒っているからスタバに行って来ようなど、夫は気分転換をしたくなり、外出してしまいます。すると、妻はいっそう不機嫌になる……という悪循環に陥ってしまうみたいですね。

何が嫌なのか、何に怒っているのか、夫に伝えてあげましょう。その上で、「仲直りのルールを決めておくといいですね」と、三松さんはアドバイスします。

「喧嘩した翌朝は一緒にコーヒーを飲む」とか、「喧嘩して2日間は口をきかないけれど、3日目の夕飯は一緒に食べる」とか、夫婦それぞれで話し合い、ルールを作ることが大事です。

クラウド上に、「夫婦の仲直りのルール」をあげておき、スマホでいつでも見られるようにしておくのも、口喧嘩の後に冷静になれる、ひとつの方法でしょう。

2.嫌なところはバーターで改める

不平不満は、夫婦どちらか一方だけにあるわけではありません。こんな会話に共感できませんか。

妻:「食器洗いの当番なのに、あなた(夫)ってサッカー中継があるとテレビの前から動こうとしないでしょ。食器洗いはいつも2時間後になって……。私、そういうところが嫌なのよ」。

夫:「俺だって、我慢しているんだよ。出かける前の準備が遅くたって、何も言わないで待っているだろう。出発が遅れるから嫌なんだよ」

など、日ごろの不平不満をお互いに言い出すと、止まらなくなるかもしれませんね。相手を責めても夫婦円満は遠のくばかり。

「口喧嘩をして嫌なところがわかったら、お互いにひとつずつ改めませんか。男女平等な社会にふさわしく、家庭でもバーターにする、というのがポイントです」と、三松さんは提案します。

「あなたのこういうところを直してくれたら、私も●●をしないように直すから」。

楽しく暮らせるとともに、お互いの成長につながるはずです。

3.ひとりの時間を大切にする

仲よし夫婦だから、いつも一緒にいようとすると、疲れてしまいますよね。どんなに仲がよくても、それぞれ成人した立派な大人です。お互いに趣味もあれば習い事もあるでしょうし、学生時代からの友人や職場での人間関係など、大切にしたいコミュニティがあるもの。お互いの人間関係を尊重することも、夫婦円満の秘訣です。

三松さんは、「例えば、第三日曜日はお互いに好きなことをする日にしましょうと、夫婦で決めてもいいですね」と、話します。

その日は、友人と出かけてもいいし、自宅にひとりこもって好きなゲームをしてもいいし…。何をしても干渉しない日を作るほうが、心地よい関係が長続きします。

とはいえ、子どもが小さいので週末ぐらいは家族と一緒に過ごしたい、と思う方もいるかもしれませんね。基本は家族で過ごすことを前提にしながら、「今月の第2日曜は、夫がひとりになる日で、来月は妻…というように、ひとりで自由に過ごせる日を作るといいですね」と、三松さん。

子どもを夫に預けて、ゆっくりとネイルサロンに出かけたり、ショッピングを楽しんだり。リフレッシュして、妻がきれいになると、家族はうれしいものです。