たくさんほめて、ママの“笑顔”のパワーを
――もえさんは野菜ソムリエの資格もお持ちですが、お子さんと一緒にお料理をされたりしますか?
一緒にもやりますが、最近は長女がひとりでサンドイッチを作ってくれました。あとは『ぐりとぐら』に出てきたお菓子を作りたいといって作ってみたり。
ちょっとしたきっかけから、子どもは発想したり行動にうつしたりするので、テレビからヒントを得て、お料理を作ったりします。私は子どもが何かしたいと言ったことは、できるだけさせてあげたいなと思います。
――世のお母さんは、「子どもにお手伝いしてほしいけれど、時間がなくてつい自分でやってしまう」という悩みもあるようです。上手にお手伝いしてもらうコツはないでしょうか。
そうですねぇ。我が家もうまくいってないですよ(笑)。特に片付けはなかなか大変です。
でも、ほめるのはとっても効果があると思います。だから、ちょっとでお片付けが上手にできたらほめます。
最近は子どもだけでゴミ捨てに行ってくれたり、お風呂そうじをしてくれたりするようになりました。下の弟も、お風呂そうじのあとにお風呂に入って「すごいね!」と言うと、その次も楽しんでやってくれる。お料理も「ああ、おいしいね、おいしいね」って言うと、意欲がわくみたいで頑張ってくれます。
――ちょっとおおげさぐらいにほめてもいいんですね。
子どもを見ていて思うのは、私たちが思っている以上に、お母さんの喜ぶ顔は子どもにとって大事なんだなと。
ある時、息子に怒ったら、怒られたことに泣くんじゃなくて、「あのママが怒ってる~」つて、怒った私に対して泣いたんです。その姿を見て、かわいさに思わず笑ってしまいました。そうしたら息子が笑顔に戻ったので、子どもにとってお母さんの笑顔は、何物にも代えがたいパワーがあるんだなって、改めて思いました。
長女に言われた「そんな怒り方じゃ響かない」
――今回の映画では、しまじろうたちの成長も感じられましたが、もえさんは、お子さんの成長をどんな時に感じられますか?
子どもって、日々成長していると思いますね。その成長を見ながら、私も親として成長しなきゃと、いつも学ばされています。
特に上の子は8歳なので、下の子を叱っていた時に、「ママ、そんな怒り方だったら言うこと聞かないと思うよ」「それじゃ響かないよ」なんて言われちゃいました(笑)。
私は子どもに対して、ちょっと怒りすぎてしまった時は素直に言いますし、「ママもわからないんだ、どうしたらいいと思う?」って、相談を持ち掛けたりもします。私はわからないことが多いので(笑)。子どもと一緒に学んでいます。