先輩ママたちの本音をのぞいてみると

広島県の同キャンペーンの特設サイトでは、専業主婦を卒業した先輩ママたちが紹介されています。

たとえば、アイシングクッキー教室講師の石川さんは、趣味の延長から「JSAアイシングクッキー認定講師」の資格を取得。周囲の勧めから教室「Sweet Time」を開き、現在では企業に赴いてレッスンを行うこともあるそうです。

順調にステップアップしているように思えますが、働き始める前は「小さな子どもがいるのに、働くなんて無理!」と思っていたとか。

「夫とは、仕事を始めるにあたり、何度も衝突しました。自分の気持ちと夫の気持ちが一致せず、悔しくて泣いたこともあります。ですが、話し合いを重ねた結果、夫は私の気持ちも理解してくれて、今ではよき理解者です。共働きには、夫の理解は大切。」とあります。

また、中国国際航空のスタッフとして、広島空港内で活躍する石橋さんは、もともと勤めていた航空会社から復職の打診を受けたことをきっかけに、土日祝日限定で働き始めました。

会社側が家庭と仕事の両立に理解を示し、勤務時間も午前9時から午後3時までの固定に。「本心はもっと働きたい」としながらも子育てとのバランスを上手にとりながら働いており、仕事は、子育てとは異なるやりがいを感じているとあります。

「求人情報を見ただけでは自分の希望と合致していなくても、その仕事をやってみたいという熱意があれば開ける道もきっとあります。ほんのちょっとの勇気をもって、企業に自分の熱意をぶつけてみることからはじめれば、きっと何かが変わりますよ!」

石橋さんのメッセージからは、しなやかな強さが感じられました。

気づかなかった“自分の可能性”を知ろう!

「仕事探しは自分探し」と言われるように、そもそも自分の適性を知らずにすごしていることも多々あるのでは? そこで、広島県ではキャンペーンに合わせて、「広島式ディグラム性格&適職診断」をリリース。簡単な20の質問に回答することで、潜在的な能力や秘められた可能性が分かるアプリです。

筆者がトライしたところ、本領発揮できる職業の一つにあったのはなんと、Webコンテンツの企画や制作など。今の仕事からも遠くはない!? 診断結果を見て、改めて仕事の幅について考え、視野が広がるきっかけとなりました。

ちなみに、今回サポーターを勤めている椿鬼奴さんの診断結果は台形型Ⅱ『抜群の安定感!市民をサポートする路面電車のような名軍師』。このタイプは“その優れた洞察力とサポート能力により、いつでもリーダーから求められる存在になる”のだそう。
今もバリバリ活躍する鬼奴さんですが、ゆくゆくは秘書やコンサルタント、介護士なんて道も!? 
本当にやりたい仕事だと思えば、新たな資格を取得し、再チャレンジするのも選択肢のひとつですね。
 

“好き”を仕事にするもよし、内に秘めたポテンシャルにかけるもよし。仕事へと踏み出す一歩は、家族や周囲のプレッシャーからではなく、自分が納得しつつもおもいきったエイヤ! の踏み出しで決まるものかも。

そんないつかの自分のために、この診断テストでまだ見ぬ適性を探ってみておくのもいいかもしれませんね。

出版社の営業事務、編集プロダクション勤務を経て2002年よりフリーライターに。育児雑誌をメインに、30代女性向けの恋愛コラム、ライフスタイルインタビュー、不動産関連情報、各種企業タイアップ記事などの構成・取材・執筆を行う。無節操な仕事ぶりが身上。