2015年に、ギャグ漫画タッチの育児ブログ『天使な小悪魔たち〜一男、一女の育児絵日記〜』をスタートしたフクミーさん。
ブログには、「あ、アンパン〇ンがいる!」と叫んでイヤイヤ期の娘を風呂場に連れて行ったり、寝かしつけの創作話に苦労するなど、子育て中の親たちが共感できるエピソードが満載です。
今回はそんなフクミーさんにインタビュー。2人目育児の苦労や乗り越え方についてお聞きしました。
姉と仲が悪かった経験からきょうだいげんかは早めに仲裁
――お兄ちゃんのアッキー、妹のシュリちゃんは実際にはどんなお子さんなのでしょうか?
フクミーさん(以下、フクミー)「家ではにぎやかですが、じつは二人とも内弁慶で、外ではすごく大人しいです。
性格的には、長男はしっかりもので、おやつは全部食べずに『明日のために』って残しておくタイプ。だけど妹はがまんできなくて、おやつをたいらげちゃう。それでも足りなくなって、お兄ちゃんの残しているおやつに手を出すんですが、長男は『仕方ないなー』って許しています。こういう時は、自分の子どもながら、偉いなぁと感心しますね。」
――2歳違いだと、きょうだいげんかが激しい場合もありますよね。
フクミー「私はけんかが激しくなる前に止めに入っちゃうので、うちはここ2年くらいは、手が出るようなきょうだいげんかはしていません。
すぐに仲裁に入るのは、自分自身に姉がいて、けんかするたびにコテンパンにやられていたため。姉とは高校まで口を利かないくらい仲が悪かったから、自分の子どもたちには腕力の差を感じさせたくないなと思っているんです。ただ、この方法が正解なのかどうか……。
小さいときの反動で、大人になってからすっごく仲が悪くなったりしないかなとか、つねに葛藤しながら育児をしています。」
――小さいころのきょうだいげんかは、上の子が下の子を泣かせちゃうことが多いですよね。上の子はプライドもあって、下の子に多少理不尽なことをされても泣けないってこともあります。
フクミー「わかります。だから自分のなかでは、『お兄ちゃんなんだから○○しなさい』って言葉は禁句。
完璧にはできていないけれど、ケンカのときは二人をわーっと怒って、そこから1人の意見を聞いて、次にもう1人の意見も聞いて……と、なるべく不公平にならないように心がけています。」