働いていないと保育園に入れない、でも保育園に入れられないと働けない…そんな矛盾に悩んでいる方は多いです。

さらに仕事が見つかったのに、肝心の保育園に入園できずに待機児童になってしまう。でも、そこで諦めてはダメ。

周囲のママさんたちの実体験に基づく保育園入園法を教えます。

認可保育園に最初から入れるのは至難の業だと考えよう!

一口に保育園といっても、さまざまなものがあります。筆者の場合もそうでしたが、当事者にならないとわからないのが現状といえるでしょう。そこで東京23区内を例にとって、保育園(正式には保育所)の種類を紹介します。

・認可保育園

設備や広さ、保育士の人数といった国が定めた認可基準を満たしている保育施設。公立と私立があります。子どもの保育時間が7時くらいから18時までと決められており、延長保育も20時までの施設が多く、0歳児枠がない園もあります。保育料は自治体に払うシステムで、収入によって無料から数万円となります。

・認証保育園

東京都が独自に設定した基準にした保育所で、0歳児から入所できるのが特徴。駅近にある場合が多い。保育料はそれぞれの事業所に払うシステムで、一般的に認可保育園よりは高いですが、親の収入によってはこちらのほうが、都合が良い場合もあります。

・無認可保育園

園庭がないといった、国の定めた基準を満たしてはいない保育施設です。延長保育、夜間の預かりや24時間保育、企業内の保育施設や駅と隣接した保育施設など、個人のニーズにあったサービスがあるのが特徴で、最初からこちらを選ぶ方もいます。支払いは認証保育園と同様です。

 

もちろん、一番人気が高いのが認可保育園です。
認可保育園に入るには、前年の12月の申し込みが必要になるため、「年が明けてから考えればいいや」という方は、申し込みさえ間に合わなかったりします。さらに、申し込んだからといって、入れるものではありません。筆者の場合は初年度で入れず、2年目の挑戦でようやく入園許可がおりました。

 また、入れたとしても、近くの保育園には入れなかったりします。自治体が決めることなので、どうしようもありません。筆者の場合も、徒歩圏内の保育園に申し込んだものの、自転車で20分かかる、さらに3歳までしか預かれない保育園を指定されました。