先日、東京都内の待機児童数が発表されました。

待機児童数は前年比で858人減となり7,814人に。
世田谷区の待機児童数が1,182人と最も多く、ついで板橋区378人、府中市352人の順番となっています(東京都福祉保健局)。

前年度より待機児童数が減り、改善傾向ではありますが、とはいえ未だに8,000人近くの待機児童がいるので、手放しで喜べるような状況ではありません。

潜在的な待機児童は100万人!?

また、全国的に見ると、昨年10月時点での保育園などの待機児童数は全国で約43千人もいるとのこと(厚労省)。
かなり数になることがわかりますが、これらは目に見えている数字であって、実際にはそれ以上の数になるかもしれません。

子供をもつ専業主婦の多くは、「保育園に預けられれば働きたい」と考えているようで、ある専門家の試算によると、「潜在的な待機児童は100万人、中には300万人以上という推計もある」と、書籍『保育園義務教育化』で紹介されています。

自身の周辺を見渡し、この数字に頷く人も多いのではないでしょうか。

もし、本当に100万人以上の潜在的な待機児童がいるとすれば……、これは一刻も早く解決する必要のある問題だといえます。

母や子供、日本を救う! 新視点の少子化対策

そんななか、前出の本のタイトル、少し気になりませんか?

同書の筆者は30歳の社会学者・古市憲寿さん。
母や子供、日本を救う少子化対策として、「保育園義務教育化」を提案しているのです。