2016年3月25日~27日に開催された国内最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2016」。26日のOPENステージでは、「『くまみこ』スペシャルトークショー ~熊出村 村おこしプロジェクト in AnimeJapan~」が行われ、出演キャストですら知らされていなかったラジオ配信の決定、さらにはナツの登場に、集まったファンは熱狂。作品になぞらえた村おこしトークを楽しんでいた。
ステージには、日岡なつみさん(雨宿まち役)、安元洋貴さん(クマ井ナツ役)、興津和幸さん(雨宿良夫役)、喜多村英梨さん(酒田響役)と、主要キャストの面々が集結。加えて、オープニングテーマを担当する花谷麻紀さん(Fullfull☆Pocket)が登壇した。
喜多村さんがステージ直前に考えたという「オハミコ~!」のあいさつから始まったトークショー。のっけから日岡さん、喜多村さんのやたら高いテンションに「やりづれぇ……」と若干押され気味な安元さんでしたが、上映されたPVでは、自身と喜多村さんによるエンディングテーマ「KUMAMIKO DANCING」が流れ、ノリノリに。その後、興津さんの進行で、それぞれが担当するキャラクターを紹介していくことに。
都会に憧れる中学生巫女と家電に精通したクマ
日岡さんは、熊出村の巫女である主人公・まちについて、「都会への憧れが強い、若干こじらせ気味の田舎コンプレックスな女の子。人見知りで機械音痴だけど、芯の強さもある」と説明。
安元さんが演じるのは、まちの「母であり兄であり、弟のような存在」というクマのナツ。最新の家電製品に詳しく、文字も理解できるナツ、その最大の特徴は、「しゃべるところ!」(安元さん)。「幼少期から一緒に育ったまちとナツ、2人の関係性が見どころ」(日岡さん)のようだ。
まちの従兄弟である熊出村役場の職員、雨宿良夫を演じる興津和幸さんは、社交的でありながらやや空回りしてしまうその性格を、「今日の僕みたい(笑)」と自虐気味にコメント。そんな良夫にはまちも「いつも振り回されている」(日岡さん)という。
「ヤンキーで~す」と役柄を意識してか気だるく紹介したのは喜多村さん。その口調から誤解されることも多い響だが、幼なじみの良夫に秘めた思いを抱くなど、女の子らしいかわいさもあるキャラクターだ。
花谷さんも驚愕した村人たちのリアリティの秘密
一方、オープニングテーマ「だって、ギュってして。」を歌う花谷さんは、まちと同じ中学生。先日14歳になったばかりという彼女の若さには、キャスト陣が面食らう場面もあった。
自身初のAnimeJapanということもあって、「いろいろ見て回りたい」と初々しい発言をしたかと思えば、「ワンフェス(※ワンダーフェスティバル)には行っているんですが、雰囲気が似ています」と、何やら大物感を漂わせるコメントで、会場を沸かせていた。
そんな彼女が歌うオープニングテーマは、謎多きアーティスト・ボンジュール鈴木さんが、作詞・作曲を含むサウンドプロデュースを担当。アニメのオープニング映像では、楽曲について新たな発見もあるようなので必見だ。
なお、すでに第1話を鑑賞済みの花谷さんは、村のおじいさんたちの迫力に驚愕。安元さんによれば、「本当にご年配の方々が(声を)担当しているので、リアリティがすごい」のだとか。