テレビ東京ほかで放送中のアニメ『灼熱の卓球娘』のイベント「灼熱の卓球娘杯」が11月20日、秋葉原の卓球ラウンジ・Akiba卓球スタイルで開催されました。
当日はキャスト陣から、ムネムネ役の今村彩夏さん、後手キルカ役の東城日沙子さんの“部長・副部長コンビ”が参加。参加者同士の戦いを見守るとともに、優勝者とのスペシャルマッチに臨みました。
企画のタイトル、場所からも想像できる通り、イベントは参加者が卓球で頂点を争うトーナメント。約800人という応募から選ばれた32人が、第1回「卓球娘杯」優勝の栄誉と、今村&東城ペアとの1セットマッチを目指して熱戦を繰り広げました。
関係者の想像を超えたガチイベント
イベント開始前の会場は、まさに嵐の前の静けさといった雰囲気。これから灼熱の戦いが始まろうとは予想できないくらい、ひっそりと静まりかえっています。
15時45分。受付開始とともに、続々と訪れる参加者たち。着のみ着のままで参加して、なごやかに卓球を楽しむ――そんな青写真を描いていた筆者ですが、すぐにそれが誤りだったことに気づきます。
受付を済ますとともに、多くの参加者がユニフォームに着替え、“大会か!?”と思うほど(いや大会ではある)、本格的にアップを始めたのです。選ばれた32人の多くは男性でしたが、中には数名女性の姿も。卓球経験者にまで作品が浸透していることを、改めて実感しました。
ヒートアップする試合に伴い高まる会場の一体感
今村さんと東城さんによる開会宣言を経て、いよいよ大会がスタート。参加者が4つのブロックに分かれて、トーナメントを勝ち抜いていきます。
第1試合から、経験者同士の接戦に次ぐ接戦。11ポイント先取の1セットマッチのため、テンポよく試合が進みます。同時に、1試合ごとの緊張感が増し、残念ながら敗れてしまった他の参加者からの注目度、さらには会場の温度も急上昇。心なしか、エアコンの風が強くなったような気がしました。
「集中!」「ナイスサーブ!」といった声援、「ドンッ!」と踏み込む足音、1プレーごとの拍手、それらが響きわたる会場は、灼熱の名にふさわしくヒートアップ。
決勝は、ともに学生時代に10年以上の卓球経験を有する猛者同士の対戦です。ムネムネ役・今村さんのラブオールの掛け声で始まった試合。全参加者が固唾を呑んで見守るなか、見事優勝に輝いたのは今村さんの大ファンという方でした。