村おこしのための“あの手この手”に会場は熱狂

一通りの紹介を経て、トークテーマは“熊出村 村おこしプロジェクト”の本題へと突入。「もし自分が村おこし担当者だったら?」という質問に対して、「時代を意識して、村人にイメージカラーを付けて、名前の後ろに“松”を……」「戦車を買う」「ムラフォーミングしてもらって」などなど、危険な香り漂うアイデアが次々に飛び出していく。

ステージは混沌、会場のボルテージは上昇するなかで、日岡さんから「村コンで若者を呼ぶ」という渡りに船なアイデア。すると、「ご当地カレーみたいな、クマカレー!」(喜多村さん)、「コンビニにまちがつくったおにぎりを販売する」(花谷さん)と、軌道修正された流れに会場も一安心。

かと思えば、その後もハイリスクなアイデアを連発。これ以上は「アブナイ!」(興津さん)となったところで、なんとステージにナツが登場。突然のクマの登場に、会場は沸き立つ一方、カオスな雰囲気を惜しんでいるかのようだった。

ゲリラ的に発表されたラジオは「まだ録ってない……」(安元)

©2016 吉元ますめ・KADOKAWA刊/「くまみこ」製作委員会

終盤、告知のコーナーではウェブラジオの配信決定を発表。出演者である安元さんですら「えっ……やるの!? タイトル初めて知った!」と驚きを隠せない、正真正銘の初公開情報だったようだ。

ラジオ「熊出村 村おこし放送」はインターネットラジオステーション<音泉>で、4月1日から配信開始。パーソナリティーは日岡さんと安元さんが担当する。

登壇者たちの息のあった掛け合いからも、作品への期待が高まる『くまみこ』。自身初の主演作となる日岡さんは、「気分がそわそわしたり、心がつかれたりしたときに、まったりした田舎の癒やしとシュールな笑いを楽しんでほしい」と締めくくった。

TVアニメ『くまみこ』は4月3日より、AT-X、TOKYO MX、サンテレビ、KBS京都ほかにて放送。