映画『あやしい彼女』の初日舞台あいさつが1日、東京都内で行われ、出演者の多部未華子、倍賞美津子、要潤、北村匠海、志賀廣太郎、小林聡美、水田伸生監督が登場した。
本作は、73歳のおばあちゃんが心はそのままに、突然20歳の姿に若返ってしまったことから巻き起こる珍騒動を描くコメディー。
主人公の節子を演じた多部は、鑑賞後の観客の大きな拍手に包まれながら「改めて、この作品に参加することができて自分はとってもラッキーだったと思います。皆さんと初日を迎えられたことがすごく幸せです」と感謝の思いを口にした。
会場では、エイプリールフールにちなみ“怪しいうわさ”の真相を検証する企画が実施された。「20歳当時、相当なイケメンだった説」が流れているという志賀だったが、スクリーンに映し出された当時の志賀の写真に会場はなぜか爆笑。
写真の感想を問われた小林は「すっごいイケメンですけど…。私が思っていたイケメンではないですね」と言葉を濁し、倍賞も「(当時)歌声喫茶に入り浸っている人たちがいたけど、そんな感じ?」と評した。それでも、会場の拍手で志賀の「イケメンだった説」は無事認定され、志賀も「お付き合いありがとうございます」と恐縮していた。
一方、現在27歳の多部については「実は20歳説」が流れているという。スクリーンには、多部の成人式当時の写真が登場。顔相学の専門家によるコメントは「顎が成長途中で未発達のため成人の顔には見えない。骨格的には10代前半から半ばの顔である」というものだった。
多部は苦笑いを浮かべつつ「顎は、本来下の犬歯と犬歯の間に歯が4本あるらしいんですが、私は3本しかない」と告白。続けて「顎が小さくて生えてこなかったんです。だから未発達といえば、未発達。合ってます」と認めたが、「今、実は20歳なのでは?」という司会の突っ込みには「いや、27です」と冷静に返して笑いを誘った。
最後は、多部の成人式の写真と20歳の志賀の写真が横に並べられ、登壇者たちからは「七五三と20歳」「親子」「きょうだいみたい」という感想が飛び交った。