ネットバンキングもしくは店頭で「積立定期預金」をセットする
その仕組みは「積立定期預金」といい、どの銀行でも取り扱っています。
簡単にいえば「指定した日」に「指定した金額」を普通預金の口座(給与振込口座)から定期預金の口座に自動的に移し替えてくれる仕組みです。
もっと簡単にいえば、何もしなくても貯金の目標を勝手に実行してくれる便利な仕組みというわけです。最初の手続きだけしておけば、後は勝手にお金が移し替えられていきます。
メガバンクのすべてがネットバンキングで受け付けできます。これならスマホかパソコンからいつでも手続きできます。もちろん銀行の窓口で手続きしてもOKです。
積立金額、引き落とし日はこう決めればOK!
積立定期預金をスタートさせるには3つの要素を指定する必要があります。すなわち「引き落とし日」と「引き落とし金額」「預入期間」です。
引き落とし日は必ず「給与振込日翌日」にします。「翌日」というのがポイントです。「給与振込日同日」でもいいのですが、入金と引き落としのタイミングがズレて積立が失敗するリスクを考えて、翌日にしておくのが安全です。
一方でそれ以上の余裕を与えると、貯めるべきお金を使ってしまう恐れがありますので、時間を空けてはいけません。
金額については、まずは「月5000円」を目標にスタートしましょう。できれば「月1万円」がんばりたいところです。頑張れる人は手取り額、つまり振り込まれた給与額の10~15%を設定できるとさらに理想的です。
なお、金額は後日変更できますが、後から貯金額を増やす人はあまりいません。目標額があるのなら、ちょっと頑張る目標額を設定してみるといいでしょう。
預入期間については1カ月でよいでしょう。今の超超低金利では、1月でも10年でも金利が変わらないので解約するときほとんど不利益のない1月でいいと思います。なお、満期がくると自動的にまた定期預金が更新されるので、特別な手続きは何もしなくてOKです。