多くの人は、事件や事故に巻き込まれない限り、自分の家族は病院で亡くなると想定しているのではないでしょうか? 日本では8割の人が病院で亡くなっていますから、そう考えるのも当然です。

でも、万が一家族が自宅で突然亡くなった場合、病院で亡くなるのとはまったく違うプロセスがあります。それは、警察が介入してくるということです。

下手をすれば、悲しみに暮れている中で、犯罪者扱いされてしまうこともあります。今日は、筆者の経験も踏まえて、家族が自宅で亡くなった場合の対処法をお話しします。

自宅で亡くなった場合の3つの方法

持病があってかかりつけ医がいる時は、かかりつけ医にきてもらう

これが一番手続きがスムーズにいく方法ですが、誰もが持病がありかかりつけ医がいるとは限りませんね。最近は突然死も多いし、かかりつけ医のいない人も多いでしょう。

ちなみに病院で亡くなった場合やかかりつけ医がいる場合は、医師が死亡診断書を書いてくれます。

救急車を呼ぶ

たとえ明らかに亡くなっていると思っても、死後それほど時間が経っていない場合は、救急車に来てもらうのがいいと思います。もしかしたら蘇生できる可能性もあるかもしれません。また、いきなり警察に届けると、あらぬ疑いを持たれてしまうかもしれません。

すでに亡くなり蘇生もできない場合は、救急隊から警察に連絡がいきます。