セキュリティに優れており、一軒家に比べると気軽に購入できるマンション。
しかし、安易に選んでしまうと、住んでいるのが苦痛になり、結局は出てしまうことになりかねません。

筆者は、そんなこんなで結局2度売却する羽目になりました。

そこで、今回はその苦い経験をもとに、選んではいけないマンションの特徴をお伝えします。

中古20年越えの恐怖?

中古マンションは10年を超えたあたりから価格が下がり始め、20年を超えるとかなり安価で購入できることがあります。

実際、駅近くに住もうと考えると、新築はほとんどない(あっても高価)ので、古いマンションを購入するのは妥当な考えです。

しかし、古ければ古いほど、マンション住人との世代差があることを忘れないようにしましょう。

たとえば新築の3LDK中心のマンションであれば、小さな子どもがいることが想定できます。同じマンションの住人とは子育てなどを共有しながら、交流を図ることができます。

しかし、築20年のマンションだと、すでに子育てを終えた世代が多く、子育て世代だと孤立してしまう場合があります。

筆者の住んだマンションの場合、なぜか30歳前後のニートのいる家庭がかなりあり、ちょっと困惑してしまいました。

また、築25年以上のマンションの場合は、バブル時期に高価&高金利でそのマンションを購入した方が多く要注意です。

筆者の住んだマンションは、約3,000万円で購入したのですが、販売当初に購入している方は1億円を超える価格で購入していたらしく、「最近は貧乏人が多くて」と陰口を叩かれました。
それが苦痛で、売却することになってしまいました。 

大規模マンションの落とし穴

大規模マンションは、管理費と修繕積立金が安いので、住みたくなる物件です。
しかし、世帯数が多いということは、それだけにデメリットも多いものです。

筆者の住んでいた大規模マンションでは、派閥というものがあり、どちらかに属さなければいけないという暗黙のルールがありました。

あえて中間派でいこうと考えていたのですが、ものすごい勧誘を受けます。
私たち夫婦は共働きの為、被害は最小限でしたが、主婦の方ならたまらないのではないでしょうか?

また、世帯が多いとコミュニケーション能力のない方が必ず住んでいる可能性が高いので、苦情がすべて管理人を通じて行われる傾向にあります。

管理人室では毎日のように誰かが苦情を述べている光景が見られ、筆者が2年間しか住んでいない間に2回管理人が交代しました。

もちろん、小規模マンションにも同様の問題は存在しますが、規模が小さい分、住民間のコミュニケーションは取りやすく、そういう住人にも対抗しやすい傾向にあります。